桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

高知城

2013-05-25 | Weblog








今日は予定なし。
川畑さんと一緒に高知城を見学に行った。
高知城は国宝らしく、大手門前に石碑があった。
どこの城も同じように石段を上がり、天守閣へ行くが、高知城の石段も、かなり多くて、しかも右に行くのか、真っ直ぐなのか、左手なのかが判らない感じになる場所があった。更に、ここが天守閣への場所と思う場所には、道を塞ぐように建物があって、内部に入ると廊下になり、武者が侵入した敵と対峙出来るようになっていた。完全に戦う城だ。
天守閣の木造も、かなり古くま滅していて、階上に昇る階段は狭くて急。歩くのに恐々としている人が、沢山いた。
天守閣階上から、まず悪党の巣、県警本部(中央の色の濃い建物)方面と、その反対方面を撮影した。
回廊は、2人が同じに歩くのは困難なくらいに狭かった。

さすがに眠かった

2013-05-25 | Weblog
昨夜は、午後9時ころからの懇親会だった。
久しぶりの日本料理は、どれもが美味くて、改めて日本はいいと思った。
高知の懇親会は、それぞれに盛り上がるだけで、誰かが仕切って挨拶したりや話したりがないので気楽に飲むだけ。俺は、わざわざ松山市から来た冤罪体験者の中村さんご夫婦に囲まれ、弁護団の坂本先生と話して飲んだ。
中村さんは2度の冤罪逮捕体験があり、20日間ほどだったが、それでも自殺を考えたこともあると、ご夫婦ともに語っておられた。冤罪は、長い短いもなく、人の人生を深く傷付けるのだ。
11時の閉店まで飲み、二次会も誘われたが、とても無理。ホテルに帰って爆睡だった。

高知

2013-05-25 | Weblog

高知への移動便は、午後2時半辺りと思っていたが、行ったらば、1時55分だった。まあ間にあったから良いけど、俺はドジだなぁ。
高知空港には、片岡さんと孫を抱いた息子さん、川畑さんも迎えに来てくれた。高知白バイ事件は、なかなか地元のマスコミが動かない問題がある。何しろ、警察のでっち上げ事件だから、真実を報道することは警察と全面対決となる。マスコミとして踏ん切れないのかも知れないが、この度、バスのスリップ痕の写真解析鑑定を行った千葉大学名誉教授三宅先生は、警察側の鑑定者として活動されていた第一人者だ。最早、警察が、片岡さんを被告人とし、白バイに責任がないとするために、バスが動いていたようにスリップ痕を捏造したことは動かない事実として解明された。これでマスコミが正しく報道しないのであれば、マスコミは警察の共犯者と言うことになろう。
集会者は、やや少なくて80名くらいだったのが残念だったが、中学生たちを乗せた片岡さんのバスの後ろから自家用車で付いていた、元校長先生も参加してくれていて「誰が、何と言ってもバスは止まっていた。裁判で有罪になったときは、こんなことがあるのかと愕然とした。何時でも、どこへでも行って、私は真実を話す」と、参加者の前で語られたのには感動した。三宅先生の鑑定事実が会場のスクリーンに映像で紹介されて、バスのスリップ痕は「タイヤのゴムが全く残っていない、液体を塗り付けたでっち上げであり、片岡さんがバスに乗った形の見分写真などには、切り貼りした改ざんも存在する、インチキ写真である」ことが、本当に良く判った。
高知白バイ事件は、必ず勝つ。そのときは、更に警察と検察が、その存在価値を問われる日になるだろう。その確信を深めた集会だった。