昨日から、水戸映画サークルのバスの旅に来ている。今回が16回目になるバスの旅は、布川事件を支援してくれた人たちに重なる、気心の知れた方たちばかりで、毎年の楽しみだ。
今年は富士山周辺で、先日の世界遺産登録のニュースもあってタイムリーな選択だったが、天候は生憎となってしまい、雨の中の旅になった。
それで忍野八海は、今日に変更して、身延山久遠寺見学を先にした。久遠寺と言えば日蓮宗。霊友会の信者だった母を思って参詣したが、たまたま白装束に身を包んだ信者の集団に出会い、1つの価値観に包まれた人たちというのは気味が悪い感覚になった。
宝物館に入ったが、残念ながら信者ではない俺には、その価値は判らなかった。久遠寺からは宿泊地の下部温泉へ。
宿は、海音寺潮五郎氏が逗留して「天と地と」を執筆した「湯元ホテル」。古びた、味わいのある宿だった。
バスに乗った後、すぐに飲み始め、それから宴会まで、実に楽しい時間だった。