桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

そういうことだった

2013-05-07 | Weblog

氷見事件や志布志事件の国賠裁判に行くと、国側の代理人は同じ顔ぶれだ。法務省の専門部門から来ていると思っていた通り、俺の裁判でも「岡村」氏が来て、更に上司も参戦して来たが、その岡村さんが水戸地検に異動になったことを「ほら法務省と検察庁は同じ。だもの、この組織は駄目なんだ」と思ったが、この異動には意味があると、やっと判った。俺も鈍いねえ。

岡村さんは「今後も国賠裁判に参戦する」と言っているようだから、水戸地検に検察官として任務を持たされて異動して来たのではないよね。国賠裁判はやる、水戸の検察官としても仕事をする、そんな片手間で済むのが検察官職かも知れないが、きっと検察官職は片手間なのだろう。そして、水戸地検に保管されている布川事件の記録の検討が主な任務なのではないだろうか。

これ、いいよねえ。検察庁が必死になって国賠裁判を闘う姿勢が判る。「何んとしても勝利して有罪主張の正しさを示す」、そのバカげた検察庁の策謀を打ち破れば、社会の目覚めない人々にも、検察庁の犯罪性を理解して貰えるようになるだろう。

 

 


ユウトの誕生日

2013-05-07 | Weblog

子供の日はユウトの誕生日。毎年、何かをするが、今年は、昨日、ヒロトと3人で連れ合いの実家に行って作業を手伝わせた。

トマト大好き人間なので、トマトの苗を畑に植えに行ったのだが、俺は農業を知らないから、おばあちゃんに指導してもらっての作業だった。堆肥として鶏糞などを敷きこむらしくて、利根町で何もしないで作っても数個しか生らなかった理由も知った。雨が掛からないように被いを作り、成長したときに苗を縛って補助する支え棒を竹で作り、2時間ほどだった。

その後は、後から合流したマサトと両親と川で魚釣りなどをしたが、俺は連れ合いのしている草刈り。ユウトとエリコも手伝ってくれて、4時前には終了した。

最後はプレゼントを買いに電気ショップへ!

もうマサトは俺の背丈を追い越し、ユウトに抜かれるのも近そうだが、何時まで一緒に遊んでくれるかねえ。