桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

死ぬなよ

2013-05-10 | Weblog
この世で大事なものは、人の命、それしかない。
命があってこその、その他だが、そこが判らなかったり、誤魔化されてしまうことがあるな、人間は。
天皇陛下のために!そんな言葉に騙されて、多くの人が犬死にした、前の戦争。命は捨てるためにあるのではない。生きるためにある!
今日、我が弁護団の若き命の消失が告知された。
何があったのかは、良く知らないが、1人の命が世を去った。
みんな悲しい、辛い。
生きて欲しいなぁ、頑張って。生きてこそ、判り、感じることがあるのが人生だ。若い命のみんな、健康に注意して生きて欲しい。

日帰り

2013-05-10 | Weblog
今日は、大阪に来た。
これまで何度も大阪に来ているが、日帰りは、初めて。
ニューメディア人権機構という組織に招かれての講演だったが、解放同盟の作る機構みたいで、そこに賛助する会社の人たちの集まりだった。
どこへ行っても語ることは同じだが、俺の話が1つでも残り、参加された方に冤罪に興味を持って貰えれば有り難いと思いながら話し、帰って来た。

もう1つ、軽い話を

2013-05-10 | Weblog
昨日のニュースには、川口順子参議院委員長の解任騒ぎがあった。
新聞の論調は、どっちもどっちになっているが、果たして、そうだろうか。
国家審議中に委員長が外国に行くのは異例だ。審議こそ、国会議員の最大任務だから、委員長が審議中に外国に行くのは職場放棄で、あり得ない。
今回は、特別に2日間の許可で中国に行き、中国要人と会談が出来ることになって許可を得ないで1日滞在を延長したことが問題になった。
自民党は「問題が多い中国の要人と会談することは国益。滞在延長は問題ない」と語るが、確かに価値ある会談ならば国益に叶うだろうけども、果たして川口委員長の対談には、その価値があったろうか。
ニュースによれば「立ち話的なモノ」ともある。そして、何を語り合ったのが、川口委員長自身から語られることもない。
中国要人と面談出来るからと、ホイホイと日程を変更して会うような軽さは、果たして国益か。
その軽さこそ、自民党政治の軽さと思われるのが関の山ではなかろうか。真の国益とは何か。
野党に追及されて、自席からむきになってヤジ的な反論をしている川口委員長の映像には、とても国益を背負う見識は見られなかった。
軽いねぇ、自民党政治。

軽いなぁ

2013-05-10 | Weblog
昨日のニュースに「人民日報に沖縄の帰属も問題ありの記事が掲載された」と言うモノがあった。
尖閣諸島問題で対立する日本と中国。更に沖縄までも欲しがるのか!と、簡単に思うニュースだが、今日のニュースによれば、日本政府の抗議に対して「一研究者の考えだ」と、中国政府からの回答があったとある。
いかに強欲になったとしても、沖縄の帰属など、どこから考えても問題になることはない。もし、本当に中国政府が語るとしたらば、たちまち世界から糾弾されるに違いない「覇権主義」と。それだけではない。中国政府は、アジア諸国と領土問題を抱えている。フィリピン、ベトナムなど、沢山の争いを抱えているのだから、そこにも火をつけてしまうだろう。
もちろん、政府機関紙である人民日報に掲載されたと言うことは、中国政府の意向が含まれていることは間違いないだろうが、尖閣諸島問題での揺さぶりに過ぎまい。
このような遠吠えなど、騒ぎ立てる必要はない。なのに、読売新聞は、今日の社説で喚き返した。
日本政府の抗議で充分なのにいちいち騒ぎ立てるから、相手は見透かして来るのだ。安倍政権庇護者たる思いは判るが、軽い過ぎるねぇ、読売は。