桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

国連へ

2013-05-17 | Weblog
小雨の中、ニヨンからジュネーブまで電車に乗った。5年前を思い出しながらニヨンの街を歩き、駅に着いて自分でチケットを自動改札機でチェックしたらば、2回連続で切ってしまった。
なかなか電車内に検札は来ないと聞いたが、今朝は来て、その女性車掌に「2回連続のミスをした。帰りのときに使うから」と言ったらばOkしてくれた。
酒盛りジュネーブ駅は改装中。珍しい色彩の生コンクリート車がいたので写真に撮った。

微妙

2013-05-17 | Weblog
今回のホテルは、ニヨン駅からは遠いが、レマン湖畔にあって立地条件は最高だ。星が4個のグレードは、やはり扱いも違って、髭反りからクリーム、各種石鹸類からスリッパまであり、おまけにコーヒーメーカーが完備されていた。
それだけではなくて、食事も野菜類が無い他は、今まででは1番良かった。
でも、部屋にはバスタブが無くて、最悪なのは隣部屋の音が筒抜けだったこと。同行者だから耐えられるが、あれが知らない人だったらば耐えられないほど。刑務所のように、隣が何をしているか判るのだから参った。
昨夜は、その隣で酒盛り。眠れなかった!

ジュネーブへ

2013-05-17 | Weblog
2008年、俺は検察の再審開始に抵抗する最高裁上告に怒り、ジュネーブの自由権規約委員会に来た。そして、今回は、再審無罪判決があっても、なお犯人だと主張し続ける検察・法務省に怒り、その実態を拷問禁止条約委員会に訴えるために来た。
成田を発つ予定は、10時25分だったが、集合時間の8時15分に行くとスイスに直行する便に不具合が生じて欠航。ルフトハンザ機になって12時過ぎに成田離陸した。
ミュンヘンまでのフライ時間は12時間。かなり長かったが、今回は連れ合いも同行だし、ネパールへの1人旅を体験したせいか、全く不安や退屈を感じなかった。
ヨーロッパ各国間の入国は審査が緩くなり、ミュンヘンに入国手続きをして、更にスイス・ジュネーブへの乗り継ぎになる訳だが、この乗り継ぎ出国審査が厳しかった。成田も厳しいが、それ以上だ。
ミュンヘン空港の機能性のみの簡素な作り、飛行機から見下ろした街の、殆ど無駄を感じない整理された農耕地と不必要に整備されず、それでも充分に管理されたも判る道路を見て、ドイツ人の気質を理解出来た。百聞は一見。
ミュンヘンからジュネーブまではイタリア機での移動。着陸時には激しい雨になったが、出迎えのガイド、宮村さをに迎えられて無事にバスでニヨンのホテルに到着した。
そこには大阪からの参加者4名が待っていて、少し打ち合わせをした後、部屋に入ったが、日本時間では17日の午前4時ころ。飛び立ってからでも16時間だった。
さて、今日からの拷問禁止条約委員会での公式ミーティング始め、どのような旅になりますやら。