2008年、俺は検察の再審開始に抵抗する最高裁上告に怒り、ジュネーブの自由権規約委員会に来た。そして、今回は、再審無罪判決があっても、なお犯人だと主張し続ける検察・法務省に怒り、その実態を拷問禁止条約委員会に訴えるために来た。
成田を発つ予定は、10時25分だったが、集合時間の8時15分に行くとスイスに直行する便に不具合が生じて欠航。ルフトハンザ機になって12時過ぎに成田離陸した。
ミュンヘンまでのフライ時間は12時間。かなり長かったが、今回は連れ合いも同行だし、ネパールへの1人旅を体験したせいか、全く不安や退屈を感じなかった。
ヨーロッパ各国間の入国は審査が緩くなり、ミュンヘンに入国手続きをして、更にスイス・ジュネーブへの乗り継ぎになる訳だが、この乗り継ぎ出国審査が厳しかった。成田も厳しいが、それ以上だ。
ミュンヘン空港の機能性のみの簡素な作り、飛行機から見下ろした街の、殆ど無駄を感じない整理された農耕地と不必要に整備されず、それでも充分に管理されたも判る道路を見て、ドイツ人の気質を理解出来た。百聞は一見。
ミュンヘンからジュネーブまではイタリア機での移動。着陸時には激しい雨になったが、出迎えのガイド、宮村さをに迎えられて無事にバスでニヨンのホテルに到着した。
そこには大阪からの参加者4名が待っていて、少し打ち合わせをした後、部屋に入ったが、日本時間では17日の午前4時ころ。飛び立ってからでも16時間だった。
さて、今日からの拷問禁止条約委員会での公式ミーティング始め、どのような旅になりますやら。