桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

4百兆円

2013-03-30 | Weblog
小泉純一郎が首相だったとき、郵政民営化すれば、総てが良くなると言い、自民党が圧勝した。
そして、色々な経過があって今だが、今日の東海村集会では、その裏側の話を聞いた。
アメリカの住宅ローンが破綻し、あのときに世界の銀行が負債を背負い、ただ一つ影響がなかったのは、日本の郵便局が持っていた貯金とかんぽ生命の4百兆円だったらしい。その金を自由に使うために郵政民営化だった!
まだあるよ、自民党大好きさん!
今、アベノミックスとかで株価が上がっているのは、今まで行わなかった郵政民営化での郵便局の株式を、安倍政権が売り出して、それを買う外国資本で株価は上がっているのだと。
日本人の財産が売り払われて、今のアベノミックスはあるのだと、今日は知った。
いゃあ自民党大好き人間は大変だねえ。
4百兆円の財産が売り出され、その責任も背負うしかない!それだけじゃないよね。夏の参議院選挙で自民党が勝てば、いよいよ憲法が変わり、国民の人権は奪われる。
まさか、俺のブログを見てる自民党大好きさんは、憲法は国を縛るものだと、知ってるよね?
憲法改正とは、国が守る責任を無くして、日本人の一人ひとりの人間としての権利が奪うということだ。
4百兆円も含めて、良く見ていてね。

自己責任

2013-03-30 | Weblog
今日は、東海村で行われた、小森陽一氏と東海村、村上村長の対談集会に行って来た。
知性を感じる両氏の話を聞いて、感じることが沢山あったし、教わることもあった。
俺のブログを見てくれる人には、何だか自民党が好きな方もいるらしくて、先日も「自民党は維新と違って誠実」とか書き込みをしていた。俺の自民党観とは違うが、そういう人にも見て貰えるのは嬉しい。
自民党が好きと言うのは右翼も好きなのかも知れないが、この方は「サピオ」とかいう右翼の雑誌をご存知だろうか。
自民党のウルトラ右翼、石破幹事長は、その雑誌で「原発を運転することは、潜在的な核の抑止力だ。だから、原発運転を止めることは抑止力を失うことだから、無責任だ」と語っているらしい。
そう、原発から出る廃棄物には原子爆弾の材料がある。それを作ることが抑止力だと言うわけだ。
日本で原発を稼働させる理由は、そこにあると、前に書いたけど、石破さんは仲間の右翼雑誌で明け透けに語っている。正直だね、石破さん。
原発がなくなると電力不足!そんなのは嘘だ。
核武装したいがための原発なのだ。
自民党大好き人間は、原発を稼働させて、処理出来ない廃棄物を作ることの責任も背負うことになる。
俺は、どんなに長くても、あと20年くらいしか世の中を見ていられないが、ぜひ自己責任を忘れずに、「誠実な自民党」を見守って貰いたいと思う。

答弁書

2013-03-30 | Weblog

民事訴訟は代理人制度のためか、訴えた原告の俺には訴状が届かない。

国(検察)と県(警察)の反論である答弁書も、今まで読めなかったが、今日、弁護人から送って頂いて読んだ。

いやあ検察の狡猾さは凄い。「乙部竜夫」と言う名前が、その答弁書の筆頭に書かれているが、「法務省大臣官房民事訴訟課 民事訴訟対策官」と名乗る乙部さんも、また検察官職なのだろうが、「答弁書」には、蔭で語る「有罪である」との検察の意向が散りばめられている。

弁護団が提出した訴状に対する反論が「答弁書」になるが、俺たちを有罪とした最高裁判決文などを引用しての「無罪判決は間違い」である如くに語るのは、もっと明確に言えば良いのにと思ったねえ。

乙部さん、それに志布志国賠や氷見国賠で国を代表して来ている岡村佳明さん、こんな答弁書を書くために検察官になったのかと、あなたたちに問いたいけど、唯我独善に汚れた検察官魂では無理ですかねえ。まあ頑張って「桜井と杉山は犯人だ」と言い続けてください。姑息な文章などにしないで、堂々と法廷で語ってください。いくらでも受けて立ちますよ!

多分、何を主張しても、それは知る人ぞ知る、冤罪を認めない検察庁の姿勢は知られずに済むとでも思ているのだろうが、こんな検察庁を社会が許すかだ。

懲りない検察と警察の答弁書を読んで、ますます闘う意欲が湧いてきた!


大谷翔平

2013-03-30 | Weblog

いやあ凄い選手だねえ、大谷は。

高校卒業の野手が、先発出場した例は、そう多くない。昨年もオリックスの駿太選手が右翼で先発出場したが、残念ながらプロの力に付いて行けずに、すぐに2軍落ちした。

大谷は、昨日、駿太と同じ右翼で先発して、4打数2安打。見事にタイムリーも放って、ファイターズの勝利に貢献した。俺が凄い!と感じるのは、打った投手が、ライオンズの岸だったところにある。

この岸投手は、昔はドロップと呼ばれた大きなカーブを投げる。速球との球速差があって、非常に打ちにくい投手と言われている。それなのに、初めて対戦した大谷は、1打席目に3振。2打席目には速球を打って2塁打。球速差をモノともせずに打ち返した。しかも。ライオンズ1塁手が反応できないほどに強烈な打球だったと言う。

投手との二刀流を宣言し、満足に打者としての練習は出来なかったろうに、この結果。あっさりと岸投手の球速差を読み切った能力、大変な選手の誕生だ。

プロ野球万歳!