桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

答弁書

2013-03-30 | Weblog

民事訴訟は代理人制度のためか、訴えた原告の俺には訴状が届かない。

国(検察)と県(警察)の反論である答弁書も、今まで読めなかったが、今日、弁護人から送って頂いて読んだ。

いやあ検察の狡猾さは凄い。「乙部竜夫」と言う名前が、その答弁書の筆頭に書かれているが、「法務省大臣官房民事訴訟課 民事訴訟対策官」と名乗る乙部さんも、また検察官職なのだろうが、「答弁書」には、蔭で語る「有罪である」との検察の意向が散りばめられている。

弁護団が提出した訴状に対する反論が「答弁書」になるが、俺たちを有罪とした最高裁判決文などを引用しての「無罪判決は間違い」である如くに語るのは、もっと明確に言えば良いのにと思ったねえ。

乙部さん、それに志布志国賠や氷見国賠で国を代表して来ている岡村佳明さん、こんな答弁書を書くために検察官になったのかと、あなたたちに問いたいけど、唯我独善に汚れた検察官魂では無理ですかねえ。まあ頑張って「桜井と杉山は犯人だ」と言い続けてください。姑息な文章などにしないで、堂々と法廷で語ってください。いくらでも受けて立ちますよ!

多分、何を主張しても、それは知る人ぞ知る、冤罪を認めない検察庁の姿勢は知られずに済むとでも思ているのだろうが、こんな検察庁を社会が許すかだ。

懲りない検察と警察の答弁書を読んで、ますます闘う意欲が湧いてきた!


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