桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

弱り目に祟り目

2013-03-15 | Weblog

人間社会は不思議で悪いことがあると重なる。次から次と過酷なことに出会う人がいるけれども、今、柔道界は、その状態こあるようだ。

パワハラ、セクハラなど、一気に膿が噴き出すように問題化したが、今度は裏金と来た。柔道界よ、お前もか!だねえ。

聞けば、確かに「そうした事情」は理解できる気はする。金が足りない。ならば委員に支給される金を戻して貰って使う。手っ取り早いし、柔道界のためだ、で纏まろう。

裏金は、大体、こんな事情で始まるよね。警察然り、検察然り、裁判所然り、各官庁然り!

捜査経費が足りない、仕方ない、使ったように偽領収書を書かせて、その金をプールして捜査の足しにしよう!それで警察の裏金は始まった。それが段々とエスカレートして、充分に捜査費費用が国家予算で出されるようになっても裏金を作り続けて、地位の高い奴から順にお零れ預かるようになったのが、警察の裏金だ。

柔道界は、そこまでにならなかったようだが、堂々と選手に必要なお金は国に求めればよいのだ。スポーツを国家文化と認めない自民党では無理かもしれないが、国民はトップアスリートに使う国家予算には賛成すると思うなあ。

この柔道界の裏金問題、第三者委員会が出来て、辞め警官や辞め検察官、辞め裁判官などが委員になったら、これはブラックユーモアだよね、


これだよ、これ!

2013-03-15 | Weblog

 

昨日の「自民党と民主党の違い」に書いた甘い汁は、さっそく、石原宏高が教えているね。

選挙に企業の社員を使い、当選したらば政治的力を使って企業に金儲けをさせる。これが自民党にあって民主党にない部分だ。

今日は、この石原の選挙に社員を出しただけではなくて、「コンサルタント料」として金も支払われていたことが判った記事もあった。いやあ、美味しいねえ、自民との政治家は。

UE社と言われる、大手遊戯メーカーの「ユニバーサルエンターテインメイト」社は、日本にカジノを作って儲けたい会社らしい。そういえばオヤジの慎太郎は、熱心なカジノ賛成者だった。どうやらオヤジの引きで宏高への金となったようだ。

きっと石原宏高は思っているよね、「なんで俺だけ言われるんだよ、自民党では、こんなこと当然だろうに!」って。