桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

歓び

2013-03-20 | Weblog
昨日は、痴漢冤罪に苦しむ仲間のことで、法医学者の押田先生に会いに行った。何故かは分からないが、押田先生には昵懇にして頂けて行くたびに歓待される。今回も、昨日の約束をした後、先生は若い法曹関係者に声を掛けて待っていてくださった。
先生が係わる冤罪事件に付いて、色々な資料を見せてくださり、警察と検察のお粗末な科学捜査の実態を教えてくださった。日本の捜査陣が行う科学鑑定は、全く信用出来ないことを、改めて教えて頂いた思いだった。
先生の事務所に集まった、先生の夫人も交えた6名で、その後、飲み屋に行き、最後はカラオケで終わった。
途中で挫折状態の体験記に付いて、貴重なアドバイスを頂いたり、冤罪仲間に対してもご協力のお約束を頂いたりして、楽しい時間は、最終電車近くになってしまった。

WBC

2013-03-20 | Weblog
3連覇を狙った野球の世界大会は、残念ながら準決勝の敗退だった。
俺は、あれこれの予定の書面を作りながら見ていたが、今回はプエルトリコが上という感じで完全に力負けと感じた。
やはり野球は投手力。投手が良いピッチングをすれば、そうは打てない。少ないチャンスを逃したダブルスチール失敗に付いて、あれこれを言う人があるけれども、確かに「やれ!」ではなくて「行ければ行け」の選手任せは戦術として中途半端だったかも知れない。でも、それが山本監督だ。批判は結果論だろう。
あの場面の指揮ウンヌンよりも、今回のチームには全体に甘さがあったと批判記事もある。宿舎での女性問題、あったねえ。その選手を責められない首脳陣の行動があったとも言われているから、負けると大変だ。仕方ないのかも知れないが、勝っていれば、何も言われずに、総てが良し!となり、負ければ、総ては批判の対象だ。
でも、3回目の世界大会で日本だけが、総てに準決勝まで進んでいるのだから、決して悲観することはない。選手は堂々と胸を張って、今度はペナントレースで良いプレーを見せて貰いたいものだ。