桜井昌司『獄外記』

布川事件というえん罪を背負って44年。その異常な体験をしたからこそ、感じられるもの、判るものがあるようです。

予想通り

2012-03-13 | Weblog
昨日、東住吉事件で検察が即時抗告をした。やはりねえ。
やはりこの連中にはガソリン7リットルを屋内車庫に撒いてターボライターで火を点けて貰うしかない。検察官と言えどもガソリンの性質を知らないとは思わないが、どこの誰が実行しても、「犯人朴さん」の自白通りに行えば、ガソリンは気化物を発してライターで火を点けた瞬間に爆発的な燃焼を起こし、少なくて大火傷、酷いときには焼死するだろう。そして、朴さんの自白が嘘で無実だと理解できるだろう。
本当は検察官も、そんなことは判っているのだ。それでも抗告して抵抗するのは、一度犯人として起訴したらば、何があっても有罪にするという誤った考えから抜け出さないからだ。
なぜ、そうか?簡単な話だ。どんなことをしても自分たちに責任が及ばないと思っているからだ。何を言っても行っても、全く責任を負わない商売だから、こんな科学的に事実に反する抵抗をして恥じない。
検察官が誤りを犯したらば、当然、その責任を背負わせなければならない。無責任だからこそ、こような理不尽が行われる。
もし責任を負うならば検察官をやっていられないと人がいれば、その人は弁護士になれば良い。責任を背負ったうえで正義と真実にだけ忠実な検察官職を行うと思える人だけがなれば良いのだ。
検察官の不正義を罪に問う世の中にしよう!

和顔

2012-03-13 | Weblog








昨夜は、冤罪に巻き込まれた家族の店で食事した。
心斎橋駅と四ツ橋駅に近い、北堀江一丁目の四ツ橋中央ビルにあり、和顔と言う。
少し高級過ぎると言う人もあるが、店の造りと同様に出される食事は品があり、主人の思いが籠った物ばかりだ。
初めに出たのが、人参と薩摩芋で作った雛人形に添えられた桃小枝も味わいの小鉢。
酒を注目すれば、目の前にとりどりのぐい飲みが出され、自分の好きな一つを選んで飲む。もちろん、酒を違えれば、また別に選ぶ。二品目は筍と蕗にワカメの煮物。三品目はお造り。初めて炙った鮪を食べたが、焼け味の香りが美味さになると、初めて知った。
四品目が、また絶品。何かの卵とユリ根を出し汁でとじた物だが、一緒に行った人は、あっと言う間に食べてしまった。
山菜天麩羅に貝柱や蛤、からすみの和え物、宮崎牛、そして鯛飯と続いたが、満足と思ったらば、最後の上品なシャーベットのデザートを撮り忘れてしまった。美人の女将と似合いの板前の旦那。二人の雰囲気も味に加わるような店だ。
ぜひ皆さんも一度、行ってみては。