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東日本大震災報道を見て神戸・淡路大震災&921大震災を思う

2011-03-19 18:22:00 | ノンジャンル
連日続く東日本大震災のニュースですが今日一般に言われる生存率が大きく低下する災害発生から72時間を遥かに越える震災発生8日目にして男性が救助されました。人間の生命力に驚くとともに、災害にあっていない人間が軽々しく言うべき言葉ではないかもしれませんが、現在不便な生活を強いられている被災者の皆様にも希望を持って前向きに生きていただけたらと願っております。

今回の報道を見ていて思い出すのは神戸・淡路大震災と921大震災です。

神戸・淡路大震災発生時は名古屋に住んでいましたが明け方の大揺れに慌てて飛び起きました。それでも名古屋は被害も無く普段どおり出勤しましたが客先で見たテレビで燃え上がる神戸の町を見たときは震えが止まりませんでした。神戸には多くの同窓生が住んでおり安否を気遣いましたが幸いにも家屋半壊程度で命を落とした友人も無くほっとしました。
しかし震災復旧が本格化した後、神戸を訪ねてみると下宿していたのが高架駅が落下したJR六甲道近くだったため住んでいたアパートは全壊、死者も出たそうです。また六甲道駅構内のUCCコーヒーで早朝アルバイトしていましたから数年違えば神戸で命を落としていたと思います。

また1999年の9月は台湾に滞在しており南部旅行の切符手配を済ませ就寝した9月21日深夜1時47分大地震が発生、一度目の地震は大丈夫だったのですが10分後位に発生した2度目地震で停電、総統府からまっすぐ伸びる信義路沿いは比較的復旧が早かったものの2日間ほど停電が続き、日本との国際電話も不通、3日目だったと思いますがやっと通じた国際電話で会社に連絡すると総務部長から「地震の報道を見てもうだめかと思っていた」といわれてしまいました。幸いにも客死することなく無事に帰国しましたが松山站近くでは倒壊したホテルで日本人女性が死亡しており、本当に人の生死は紙一重だと実感しました。

昨日の夕刊に今回の地震で被災した女子高校生が「頑張ってといわれるのが辛い」という手記を寄せていました。確かに壊滅的状況の中で頑張って!頑張って!といわれるのは大きな負担だと思います。

あえて頑張ってとはいいません、ただ生きていれば必ず良いことはあります。決して希望を捨てず前向きに考えていただけたらと思っております。

コメント
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