台中の派出所に猫警官勤務と台湾ドラマのロケ現場となった廟 @ 桃園威天宮

日本では廃線も噂された和歌山電鉄（旧南海電鉄貴志川線）貴志駅でたま駅長が大人気となり、その後のユニークな電車（いちご電車おもちゃ電車たま電車）の投入も相まって業績が向上しました。一方繁華街に多くの猫カフェがあるなど猫の人気が高いのは台湾も同様で、台中豊原の派出所に猫警官「伍丼么」（ウー・ドン・ヤウ）が勤務して話題になっています。この猫は付近の住民が捨て猫を派出所に持ち込み、後に派出所が引き取ったもので生後3か月と見られています。今月27日には地元の幼稚園児が警察の仕事を知るため来訪、その際「伍丼么」が対応？？し幼稚園児からは可愛いと好評だったようです。

さて日本でも人気の高い三国志に劉備に仕えた武将として登場する関羽は神格化され關聖帝君として中国・台湾で信仰の対象となっています。各地に関帝廟がありますが中でも台湾最大規模の関帝廟が桃園威天宮、巨大な関羽像が出迎えてくれます。

桃園捷運機場線長庚醫院站からタクシーで15分程です

 

参拝者と比べると像の大きさがよくわかります

 

屋外にはなぜか西遊記が　でも沙悟浄ではなく関羽が配置されています

 

西遊記のエピソードの中でも有名なシーンが各所に配されています

 

こちらは十二支（干支）にちなんだ神様が祀られていました

 

 

 

台湾一蘭のラーメン1500円に値上げと聚日式鍋物で熊を溶かす鍋?? @ SOGO忠孝店

日本で人気のとんこつラーメン「一蘭」は現在台湾で台北2店舗・台中1店舗の3店舗を展開、台北は101近くの信義に大型2店舗を出店しており甥2號もしばしば通っています。日本ではラーメンが980円、替玉210円と他店と比べ高価格ですが名古屋も駅前や栄に店舗があり通りかかると入店待ちの客が並んでいるのを見かけるほどです。一方台湾では原材料の日本からの輸入費用もかかり一杯298元（約1400円）で売られていましたが、労働力不足や物価高騰への対応で従業員の給与を引き上げる必要があるとして来月1日から一杯310元（約1470円）に値上げすると台湾現地法人が発表しました。我が家の甥っ子のように固定客もついており4%の値上げで大きく客足を減らすことは無いでしょうが、ラーメン一杯が1500円というのはいかにも「高いなぁ！！」とため息が出てしまいます。なお、従業員の月給・パートの時給ともに10%の賃上げが行われるようです。

さて台北全土に25店舗を展開する聚日式鍋物はユニークな熊のチーズ鍋が可愛いと人気の店です。熊のチーズ鍋と聞いても「うん？？」となりますが実際に見ていただきましょう。

聚日式鍋物SOGO忠孝店　捷運忠孝復興站から歩いて3分ほどです　なぜかギグオとルビが

符ってあります

台湾の鍋物屋では欠かせない葱・唐辛子・沙茶醬など調味料の数々

 

超特盛のお肉がやってきました

 

これが話題の熊？？

 

で、お鍋の中へドボン　まるでお風呂に浸かっているようです　右側の赤い熊は激辛麻辣

熊です

熊が溶けて札幌熊起司牛奶鍋の出来上がり　濃厚なスープが美味です

 

最後に日本風プリンをいただいてごちそうさまでした

 

樂華観光夜市で食べ歩き 1 @ 新北市永和區

台北市を取り囲むように區が存在する新北市、台北の衛星都市を一つにまとめたもので北は基隆市境から淡水まで西は桃園境の鶯歌まで東は九份金瓜石の瑞芳・太平洋岸の貢寮まで南は宜蘭境の坪林烏來までと広大な面積を有し、人口も400万人超と台湾最大を誇ります。南部や東部では極端に人口密度の低い地帯も含まれますが、台北市に接する行政区は捷運が通り交通網は台北市と一体化して整備されています。永和區（旧永和市）は重慶南路から新店渓を渡る中正橋がネックになっていましたが、捷運中和線開通で古亭や松江南京など台北市中心部と結ばれいわゆる台北のベッドタウンとして発展してきました。

そんな永和區の中心に位置するのが樂華観光夜市で捷運頂渓站からは徒歩で15分程かかりますが600mほどの範囲に食べ物から衣料品靴など所狭しと並んだ夜市は魅力たっぷりです。

夕暮れの樂華観光夜市　暮れるに従い人出が多くなってきます

 

紅い提灯が食欲を誘います

 

先月の春節休暇に訪れた際は春節に欠かせない糖（キャンディーや

チョコレートetc）が店頭に並んでいました

良い香りに誘われて排骨を一袋と

 

米腸包（もち米入りのソーセージ）を手にもって夜市散策に出かけ

ましょう

 

青森大間稲荷神社の媽祖像が北港朝天宮に里帰りと宜蘭で初詣 @ 宜蘭過嶺保安宮

高級本まぐろの産地として知られる青森県大間、当地にある大間稲荷神社に祀られている媽祖像が3月16日雲林の北港朝天宮に里帰りをしました。媽祖といえば大陸福健省と台湾で信仰される航海の神様ですが江戸時代に大間の漁師が時化にあって遭難しそうになった時、媽祖様が現れ難を逃れ遠く離れた青森県で信仰されるようになったということです。大間では長年媽祖様を天妃様と呼んできましたが1996年台湾媽祖信仰の大本ともいえる北港朝天宮から分霊された像をいただき祀ってきました。北港朝天宮では台湾各地に分霊された媽祖像が神輿に載せられ朝天宮に帰る北港進香が毎年盛大に催されますが、これまで一度も帰ったことのなかった大間稲荷神社の媽祖像がフェリー・飛行機・バスと乗り継いで今回初めて里帰りをしたものです。まさか大間に媽祖信仰があったというのは驚きでした。

さて春節休暇中、東部へ遊びに出かけた姪1號は宜蘭の過嶺保安宮で初詣をしてきました。過嶺保安宮は清の乾隆年間に福健省から渡ってきた移民が今後無事過ごせるよう祈り創建したと言われ200有余年の歴史を有する廟です。

青空の下壮麗な伽藍を見せる宜蘭過嶺保安宮

 

香炉も立派です

 

主殿には中壇元帥・天上聖母（媽祖）・福徳正神が祀られています

 

春節休暇中でもあり大勢の人がお詣りに訪れていました

 

春節明けにはスープの振舞がありました

 

 

桃園捷運乗客増加で増編成と宜蘭餅發明館 @ 宜蘭縣蘇澳鎮

前々回桃園機場の南滑走路に何らかのトラブルがあり北滑走路しか使えないので出発便に遅れが出ている旨、記載しましたがその後南滑走路が使えるようになり2本滑走路体制に復旧、このところ定時発着に戻っています。夜便で到着が遅れると交通機関の最終に間に合わなくなることもあるため復旧は喜ばしいことです。さて今では台北から桃園機場への足として定着した桃園捷運機場線、中山高速公路も2階建てとなり渋滞することが少なくなったとはいえ低料金で定時運行が保証され、台北車站ではシティーチェックインもできる便利さから直達車の利用客が順調に伸びています。また機場站まで同一軌条を兼用する普通車は三重・新荘・林口・桃園を結び、北部工業地帯及び郊外に位置する高校大学等教育機関・台湾でも有数の大規模病院に通う通勤通学病院利用者の重要な足となっており機場線全体では1日平均2019年の8万人から2024年現在では約10万人に増加しています。この需要に応えるため直達車6編成、普通車4編成の増備が必要と判断され中央政府が費用の半分に当たる約30億台湾元（約140億円）を補助すると行政院副院長が発表しました。もう随分昔の話ですが初の訪台からの帰国時、國光客運のバスが泰山辺りで大渋滞に巻き込まれ桃園機場に着いた時にはチェックイン締切、当時は名古屋直行便が無く大阪空港（関空ではない）発着、尚且つ週3便しかない航空会社のチケットだったため帰国が3日遅れになってしまったことを思い出します。

さて宜蘭餅といえば宜蘭餅食品有限公司が販売する牛の舌のような形をした牛舌餅で有名で、宜蘭土産の代表格ですが漁港で有名な蘇澳に發明館というテーマショップを開設しており宜蘭餅の歴史紹介および工場併設売店と宜蘭餅の製作体験ができます。春節休暇中に姪1號が訪問してきました。

エントランスでお出迎えしてくれる牛が持っているのが牛舌餅です　餅とはいっても薄焼

きクッキーのような食感です

至る所にTVCMなどでも使われるキャラクターが配置され子供にウケてます

 

巨大な菓子作りの木型

 

宜蘭餅の代表的な商品　台湾に行ったことのある方ならおみやげ物店やスーパーで見かけ

たことがあるはずです

創業当時使っていた荷運用の大八車　台中の太陽餅と並び伴手禮

（お土産）の定番宜蘭餅　歴史もあります

阿里山花季とホテルで忘年会 2 @ 台北喜來登大飯店

今日は13回目の3・11、東日本大震災と今年お正月の能登地震で被災された方に心よりお見舞い申し上げます。

昨日日曜日は名古屋ウィメンズマラソンが開催されましたが10℃以下、強風とコンデイションが悪い中で日本人選手が最終盤で逆転優勝しました。今日の太平洋岸は春の日差しとなっており近くの家では木犀の花も開いています。今年の桜開花予想は来週19日の高知を皮切りに翌20日熊本・名古屋、21日福岡、23日東京、25日大阪と続いて行くようです。一方台湾では南部嘉儀の阿里山森林遊楽區で昨日10日から阿里山花季（阿里山フラワーフェスティバル）が開催されており寒緋桜・高砂桜・川津桜などはすでに見頃、特に大きく立派なので知られる染井吉野の「桜王」もまもなく満開になるそうです。未だ一部不通区間が存在する阿里山森林鐵路ですが不通区間には代行バス、また並行する道路には嘉儀からの直行バスも走っており、この時期に訪台できるなら阿里山まで足を伸ばしてみると良いですね。

さてもう3月中旬になってしまいましたが2回で紹介するはずだった姪1號の歯科医院の忘年会、ほかの記事を紹介するうちに忘れてしまいました。随分遅い忘年会にはなってしまいましたが年末の賑わうホテルレストランの様子をご覧ください。忘年会が開催された「台北喜来登飯店: シェラトン・タイペイ」はもう20年以上前に現在の名前に変わっていますが、以前は「台北来来大飯店: ライライ・シェラトン」と称し現在でもタクシーなどでは来来飯店で通じます。現在では信義や市政府など東區に高級ホテルが進出していますが台北駅付近にできた高級ホテルの先駆けとして今も人気のホテルです。

牛の骨付きステーキ　豚でいえばスペアリブに当たる部分です

 

蒸し海老や鶏料理・炒飯などが並びます

 

更に骨付き生ハムや各種チーズにパストラミなど冷菜

 

デザートですが韓国フェア開催中でしたから韓国風の甜點が並びます

 

もちろんプリンやケーキのシュークリームなど洋式デザートも充実　すっかりお腹一杯に

なりました

 

 

 

 

青年公園の健康歩道と桃園機場出発遅れと青年公園前の四川料理店 3 @ 新来来水餃川菜館

さて青年公園青年公園といいながらこれまで写真のアップをしてきませんでした。探したところ10年以上前の公園の光景を写した写真がありましたので再掲にはなりますがアップしてみます。台湾の公園には必ずと言っていいほど足裏のツボを刺激する健康歩道（コンクリートに石を埋め込んだもの）があり裸足もしくは靴下でその上を歩くと刺激によって健康になるといわれます。しかし石はけっこう尖っており体重をかけると刺激どころか痛くて痛くて中々歩くどころではありません。この時青年公園の健康歩道で目にしたのは学生の自主製作ビデオ撮影で、なんと痛い痛い健康歩道を人を負ぶって歩く姿、それもかなりのスピードでまるで駆け足の様。どこの国でも学生の考えることは馬鹿だなぁと呆れたのを覚えています。話は変わりますが桃園機場ではここ5日ほど南側滑走路が何らかの事情で閉鎖され離陸機が集中する時間帯に大幅な遅延が発生しています。定刻だと20時50分中部到着予定のCI150ですが3日は23時24分着、5日は22時26着と預け荷物のピックアップや税関検査で時間がかかると終電車に間に合わなくなる恐れがあります、昨夜は20時57分に到着しているので改称したのかもしれませんが予定がある方は万一に備え十分お気を付けください。

裸足で人を背負って健康歩道を歩く学生　手前の男性はビデオカメラで撮影しています

とんでもなく足が痛いと思うのですがよくやるよって感じです

広大な青年公園

 

奥のほうには野外ステージがあり休日には子供向けの演目が上演されたり時にはラジオや

テレビの公開中継も行われます

新来来水餃川菜館の最終回は回鍋肉から　日本でも人気の回鍋肉で

すが本場台湾の回鍋肉は味噌の絡まり具合が特別でご飯が進みます

乾扁四季豆　素揚げしたインゲン豆とひき肉をニンニクと生姜・葱

で炒めてあります　日本の中華料理屋には無い四川料理です

お馴染み銀絲卷　そのままでも良し　料理を挟んで食べても良しです

 

3月なのに玉山で凍雨だけど火曜日は30℃と青年公園前の四川料理店2 @ 新来来水餃川菜館

昨日午後は風が強く気温は低いものの太陽が出て良い天気でしたが、午前中は名古屋の3月では珍しい雪が舞う天気でした。台湾でも大陸からの強い寒気団により全国的に厳しい寒さになりました。桃園市の竜潭や亀山で最低気温8.5度を観測、台湾最高峰・玉山では零下1℃まで下がり氷の粒が降る「凍雨」が見られたそうです。今日3日以降、天気は回復し5日火曜日の予想最高気温は30℃と一気に夏の天気になるようで体調の管理が難しいと甥姪たちは嘆いています。

さて青年公園前の四川料理店の2回目です、台北旧市街の大型公園というと大安森林公園・栄星花園・二二八和平記念公園（旧新公園）・康樂公園など多々ありますが財閥一族の私的庭園を後に台北市が管理することになった栄星花園、日本統治時代に開園した圓山公園・二二八和平記念公園（旧新公園）を除くと台北市が開設した最初の大型公園が青年公園です。ただ台北市南部に位置し付近の観光スポットは南機場夜市くらいしか無いので観光客が足を向けることが少ない公園ですが、広い園内では青空カラオケ・麻雀・飲み会など付近住民の普段の姿が垣間見える興味深い公園ですので訪れてほしい場所です。

炒鶏丁　胡瓜と鶏角切りのあっさり塩味炒め

 

鐵板牛紐　細切り牛肉の黒胡椒炒め

 

糖醋排骨　骨付きスペアリブの甘酢炒め

 

紅燒豆腐　豆腐の醤油オイスターソース煮込み　中華料理でいう紅

燒は醤油のことです

韮菜水餃　ニラたっぷりの水餃子