台風2号で沖縄台湾クルーズ中止とトトロの祠 @ 苗栗縣銅羅郷

台湾東方海上をゆっくりと西へ進んでいる超大型台風2号、31日位には台湾へ最接近する予想となっており甥1號によると既に台風による不上課不上班の話が出ているようです。そのような中、実は昨日から神戸発着で那覇石垣基隆を巡るクルーズを予約していたのですが前日になって台風を避けるためコース寄港地の変更が発表され神戸発着長崎韓国釜山博多関門海峡になりましたと連絡がきました。乗船する場合コース変更による迷惑のお返しとして25米$のオンボードクレジット、乗船しない場合はキャンセル料免除という条件でしたが、日本人はもちろんビザ扶養ワクチン接種証明不要なものの台湾籍のヨメについては不明な点があるとのこと、神戸まで行って乗船出来ないような事態になっては堪らないのでキャンセルすることにしました。この春神戸発着沖縄台湾クルーズは3本あったのですが、予約していた最後の1本が台風に見舞われるとは何ともついていません。
さて苗栗縣銅羅郷といえば侯孝賢監督の名作「冬冬的假期」（冬冬の夏休み）の舞台になった台湾中部ののどかな農村地帯です。映画に出てきたお爺さんの診療所の建物などロケ地巡りも人気です。映画の中に出てきた街のはずれにある小さな祠、当時は石?コンクリート?でできた祠であることがはっきりわかりましたがその後、祠を樹が蔽いまるでトトロ（台湾では龍猫としてしられます）のようだと有名になっています。

農村地帯の銅羅ですが田んぼの中に窯元があります


主に甕を焼いており紹興酒などの保存・熟成に使われるようです


田んぼの中に祀られた祠　土地公でしょうか


サツキのような葉の小さな樹が祠を蔽い鴟尾の部分が龍猫の耳のように見えるようです

台湾新幹線続報と原住民レストラン2 @ 高雄市那瑪夏区

前回台湾新幹線について売買契約が結ばれたことを取り上げましたか、日本側の報道も出てきました。日本の受注元はHitachi Toshiba Supreme Consortium(HTSC)で車体の製作は山口県下松市の日立笠戸製造所で、モーターなど電装品は東芝で製造されます。また東芝は変電所や駅などの電気設備機器の更新と新設工事も請け負っており、新幹線車両12編成144両とこれらの工事合計で1240億円となったものです。車両は東海道山陽新幹線の最新型N700Sをベースとしますから各座席へのコンセント配備のほか、従来車に比べ異常時の緊急停止距離の短縮、停電時に自力走行できるバッテリーも搭載され快適性と安全性が向上します。2027年にはデビュー予定ですのでぜひ新型台湾新幹線にも乗ってみたいものです。
日本で先住民族といえば独自の文化と言語を持つアイヌ民族、北海道阿寒湖のアイヌコタンや2020年に開業した白老町のウポポイで豊かなアイヌの世界に触れられます。私事ですが昨年9月渡道した際、アイヌコタンに立ち寄ってきました。台湾でも原住民と触れ合える施設が各地にありますから観光の際には目的地の一つに入れると良いでしょう。

こちらのレストランで原住民料理をいただきます


原住民料理ではサフランライスが提供されます


豚肉の炙り焼き　香ばしい薫りが食欲をそそります


台湾名物龍鬚菜の炒め物


骨付き鶏肉の生姜炒め　生姜が油っぽさを和らげています　ほかに魚料理・スープ・フルーツが付いたコース
でしたが決まったメニューは無くその日に用意できた材料で提供する無菜單レストランでした

台湾高速鐵路新型新幹線車両2027年投入と松山夜市で豚骨ラーメン @ 天然とんこつらぁめん秀吉

これまで「700系」をベースにした車両「700T」を34編成導入・運行してきた台湾高速鐵路（高鐵）は、日立製作所や東芝と新型車両12編成の購入契約に調印しました。導入するのは「N700S」をベースにした車両で、12編成全144両。購入額は約1240億円で2026から順次納入され翌27年に運用を開始する予定です。新車両は全席にコンセントを装備する他、車両内にはフルカラー液晶ディスプレーや駅到着時に光で知らせる装置、2段式荷物収納スペースなども新たに取り入れられます。高鐵は07年の開業以来、旅客数は延べ7億7千万人、今年4月の平均旅客数は1日当たり20万7千人で過去最高を記録しています。当初新型車両の導入に関しては金額面での折り合いがつかず他国車両の導入も検討されていましたが双方の歩み寄りによって日本製車両の導入が継続されたのはうれしい限りです。
さて台北市内三大夜市の一つ松山夜市（饒河街夜市）は台北站から台鐵で一駅、また捷運松山新店線の起点駅でもあり市内に宿泊する観光客にも気軽に訪れられる夜市です。路地が複雑に入り組み迷子になりそうな夜市も多くありますが、松山夜市は東西に走る饒河街一本ですから迷う心配もなく夜市を楽しめます。また時間に余裕があれば衣類卸問屋が密集する駅南側の五分埔商圈を訪れるのも楽しいです。饒河街の一本南を走るバス通りの八徳路にある「屋台秀吉」へ甥2號が豚骨ラーメンを食べに行ってきました。

暖簾の上には日本語で


暖簾には中国語で表記してあります


店内には豚骨の濃厚な風味が漂います


かわいい手書きのオーダーシート　海老ワンタンにラビと符ってあるのがご愛嬌です


塩豚骨ラーメンに煮卵をトッピング


つるっとした海老ワンタンも美味でした

母親節快楽！家族揃って晩ごはん @ 韓華園師大店

一昨日5月第2日曜日は日本では母の日、台湾では母親節でした。アメリカで始まった母の日の習慣が日本で母の日が一般化したのは大正時代、台湾に紹介されたのが昭和初期の日本統治時代台北女子高等學院でというのが定説になっています。（諸説あり）日本ではカーネーションとハンカチやエプロンなど小物のプレゼントが定番ですが、台湾ではいつも食事の支度で忙しい母親を食事に招待して家族揃って祝うことが多いです。姪1號も弟と割勘で近くにできた韓国風中華料理店？へ母親を招待し日頃の感謝を表しました。

これまで台北市内民権東路・八徳路と竹北に出店していましたが今年2月師大店がオープンしました


レストラン・餐廰では母親節期間にはセット料理・コース料理のみになることが多いです


韓国風豚足煮込み　4人分を一皿に盛ってもらいました



二人分づつ盛ってもらった海老料理2種


青島や済南のある山東省の郷土料理　山東燒鶏


〆は炸醤麺　具が多すぎて麵が見えませんが甘辛い肉味噌が麺によく合っていました

台湾へ行って5000台湾ドル(22000円)を当てよう @ 申請方法

4月21日付で表題の記事をアップしましたが、交通部観光局のサイトの中に申請ページを見つけましたので、申請方法と合わせて紹介します。5月2日付の同局の発表では事前登録開始から5日間で2万人が登録、香港に次いで日本からの観光客の申請が多かったそうです。

台湾交通部観光局のHPに外国人観光客誘致加速拡大プログラムのバナーがあるのでクリックします　英語と中国語が選べます


キャンペーン期間と登録方法を確認します


抽選は台湾入国時しかできませんので登録した場合忘れず抽選する必要があります


当選した場合はパスポートと帰国便が確認できるEチケットなどを提示します


消費金は電子マネーで悠遊カードまたはiPassに支給されます　宿泊割引クーポンは紙での発行です




申請に際しての注意事項を再確認します




さて団体ツアー客はこのプログラム対象外となることは前回も紹介しましたが旅行社へアレンジ依頼した
4人以上で2泊3日以上台湾に滞在する場合は対象となります　但し旅行社が申請し尚且つ1旅行社毎月50団
体までの制限があるので難しいかもしれません


1枚目のスクショ「今すぐ登録」をクリックします　ここからは英語のページになります


名前・パスポートナンバー・国籍・入国空港・時間・便名・出国日・時間・便名・Emailアドレスを入力します


電子マネーの消費金か紙発行の宿泊クーポンかを選択しロボット入力でないことを証明するため掲示された
数字を入力します

最後注意書きを確認しチェックを入れてsendをクリックすればQRコードがEmailで送られてきます　多くの
日本人観光客に当たると良いですね

台湾ホテルアメニティ削減と原住民レストラン1 @ 高雄市那瑪夏区

日本ではホテルや旅館に宿泊すると、歯ブラシや櫛などアメニティをフロント脇で必要な分だけ持って部屋へ行くというのが定着しつつありますが、現状台湾では部屋にアメニティがフルセットで準備されています。そこで当局は資源有効利用・廃棄物削減を狙って使い捨てアメニティ、特にプラスティック製歯ブラシ・くし・シャワーキャップ・髭剃りなどを個別の要望に基づいてって提供する、若しくは一切提供しない代わりに客室料金を下げる、使い捨て容器のボディソープ・シャンプーなどを大容量容器に変更するなどの案を宿泊業界と話し合い当初は今年7月1日から実施するとしていましたが、業界から海外からの観光客への周知期間を長くとる必要があるとの意見が出て2025年1月実施へ延期されました。つまり再来年以降台湾で安く宿泊するとアメニティーが無い場合も予想されるので宿泊先への確認と準備が必要になります。
さて、台湾には32族の原住民が暮らしており北部では烏来、東部では花蓮・台東、南部では三地門が観光地化され有名ですが、山間地には観光地化されていない原住民集落も多く存在します。

高雄市街地からバイクで1時間半ほど台南縣嘉儀縣との境に近い山間に位置する錫安山


焼きたてパンとカフェ・原住民料理のレストランの部落願景屋があります




台湾原住民の歴史の一端を知ることができます


原住民独自の染物　日本の絞り染めのようです

Visit Japan Web検疫手続きボタン削除と六角星児さんとニアミス @ 紀伊天満駅

昨年11月25日「現状の台湾への入国日本への帰国について @ Visit Japan Web」で紹介した日本再入国時に必要となるVisit Japan Web、「検疫手続（ファストトラック）」、「入国審査」、「税関申告」をウェブで行うもので特に検疫手続きはワクチン接種証明書をアップすることでファストトラックを利用できる制度となっており海外の空港・港湾では搭乗手続きの際、確認を求められVisit Japan Webが提示できないと搭乗を拒否される事態も発生していました。しかし今月8日の新型コロナウィルス感染症5類移行に先立ち4月29日以降に入国する外国人・再入国する日本人について有効なワクチン接種証明書又は出国前検査証明書の提示が不要となり同日午前0時でVisit Japan Webから「検疫手続（ファストトラック）」のボタンが無くなりました。引き続き「入国審査」、「税関申告」の機能は残りましたがコロナ前同様、有人ブースでのパスポート提示・申告書提出で済みますから特に無税の場合Visit Japan Webを使う必要は無くなりました。Visit Japan Webへの登録自体それほど難しいものではなかったのですが旅行前の忙しいさなかの煩わしい作業が無くなったのは朗報です。
ところで昔から旅行などで訪れた場所が直ぐにテレビなどで放送されるということが良くあるのですが、今回は放送を見たらニアミスをしていたという経験です。実は3月13日から16日まで奈良県五条・十津川村・串本・紀伊勝浦と紀伊半島を半周してきました。その際、中上健次のルポ「紀州　木の国・根の国物語」に出てくる紀伊天満駅を訪れました。ちょうど新宮駅行きの電車がやってきたので写真を撮り発車を見送りましたが、走り出した最後尾の車内にカメラと集音マイクがちらりと見えました。最近は旅行番組も多いのであまり気にしてなかったのですが、今秋月曜日（5月1日）21時から放送された呑み鉄本線・日本旅を見ているとロケ日が3月14日15日とあり、串本発13時5分の新宮行き普通列車に隣の紀伊姫から乗車して那智駅で下車したことがわかりました。

デジタル庁のVisit Japan Web HP　検疫手続き（ファストトラック）ボタンが削除されたことが明記されています　
この書き方だとわかりにくいのですが実質不要だということです

月曜日（5月1日）NHKBSPで放送された呑み鉄本線・日本旅第30回春・きのくに線、紀州鉄道を呑む
ロケ日が3月14日15日とあります

串本で下車後橋杭岩を観光　隣の紀伊姫駅から普通電車新宮駅に乗車します　橋杭岩も1時間差くらいでニアミスしています


紀伊天満駅での新宮行き普通電車2333M　この最後尾にカメラと集音マイクが見えました


那智駅で下車した六角さん　この日は列車障害で紀伊天満で2分ほど遅れていましたがダイヤ上那智駅は13時52分着56発です


15時14分に写した那智駅駅舎　こんなニアミスは初めてでした　
なお呑み鉄本線・日本旅のナレーターは初回から壇蜜が担当していましたが体調不良で休養中
今回はNHKアナウンサーが代役を務めました　もちろん主役は六角さんですがナレーターの力も大きい番組です
体調を戻して壇蜜さんに復帰してほしいものです