亜熱帯天然色百科

夜市・屋台・餐廰・路地・鐡路・猫etc

台中の派出所に猫警官勤務と台湾ドラマのロケ現場となった廟 @ 桃園威天宮

2024-03-31 12:00:22 | どこでも廟

日本では廃線も噂された和歌山電鉄(旧南海電鉄貴志川線)貴志駅でたま駅長が大人気となり、その後のユニークな電車(いちご電車おもちゃ電車たま電車)の投入も相まって業績が向上しました。一方繁華街に多くの猫カフェがあるなど猫の人気が高いのは台湾も同様で、台中豊原の派出所に猫警官「伍丼么」(ウー・ドン・ヤウ)が勤務して話題になっています。この猫は付近の住民が捨て猫を派出所に持ち込み、後に派出所が引き取ったもので生後3か月と見られています。今月27日には地元の幼稚園児が警察の仕事を知るため来訪、その際「伍丼么」が対応??し幼稚園児からは可愛いと好評だったようです。

さて日本でも人気の高い三国志に劉備に仕えた武将として登場する関羽は神格化され關聖帝君として中国・台湾で信仰の対象となっています。各地に関帝廟がありますが中でも台湾最大規模の関帝廟が桃園威天宮、巨大な関羽像が出迎えてくれます。

桃園捷運機場線長庚醫院站からタクシーで15分程です

 

参拝者と比べると像の大きさがよくわかります

 

屋外にはなぜか西遊記が でも沙悟浄ではなく関羽が配置されています

 

西遊記のエピソードの中でも有名なシーンが各所に配されています

 

こちらは十二支(干支)にちなんだ神様が祀られていました

 

 

 

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青森大間稲荷神社の媽祖像が北港朝天宮に里帰りと宜蘭で初詣 @ 宜蘭過嶺保安宮

2024-03-19 12:26:50 | どこでも廟

高級本まぐろの産地として知られる青森県大間、当地にある大間稲荷神社に祀られている媽祖像が3月16日雲林の北港朝天宮に里帰りをしました。媽祖といえば大陸福健省と台湾で信仰される航海の神様ですが江戸時代に大間の漁師が時化にあって遭難しそうになった時、媽祖様が現れ難を逃れ遠く離れた青森県で信仰されるようになったということです。大間では長年媽祖様を天妃様と呼んできましたが1996年台湾媽祖信仰の大本ともいえる北港朝天宮から分霊された像をいただき祀ってきました。北港朝天宮では台湾各地に分霊された媽祖像が神輿に載せられ朝天宮に帰る北港進香が毎年盛大に催されますが、これまで一度も帰ったことのなかった大間稲荷神社の媽祖像がフェリー・飛行機・バスと乗り継いで今回初めて里帰りをしたものです。まさか大間に媽祖信仰があったというのは驚きでした。

さて春節休暇中、東部へ遊びに出かけた姪1號は宜蘭の過嶺保安宮で初詣をしてきました。過嶺保安宮は清の乾隆年間に福健省から渡ってきた移民が今後無事過ごせるよう祈り創建したと言われ200有余年の歴史を有する廟です。

青空の下壮麗な伽藍を見せる宜蘭過嶺保安宮

 

香炉も立派です

 

主殿には中壇元帥・天上聖母(媽祖)・福徳正神が祀られています

 

春節休暇中でもあり大勢の人がお詣りに訪れていました

 

春節明けにはスープの振舞がありました

 

 

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台湾各地で元宵節のランタンフェスティバル開幕と台湾で唯一日本風情が残る神社 @ 桃園神社

2024-02-20 12:12:36 | どこでも廟

 旧暦1月15日の元宵節(今年は2月24日)が近づき17日から台北市主催の2024台北ランタンフェスティバル(台北燈節)が、西門・中華路一段・北門地区で開催されています。今回の台北ランタンフェスティバルは2段階に分けて開催されており、今回一部の展示エリアとイルミネーションは春節前の2月2日から点灯されており、17日以降来月3日までメインランタンを含むすべてのエリアでランタンが灯されています。一方国として開催する2024台湾ランタンフェスティバルは16年ぶりに台南市が舞台となって旧市街の安平燈區(2月3日~3月10日)と新幹線開業に際して開発された駅近辺のの高鐵燈區(2月24日~3月10日)、2地区で開催されます。日本でも長崎ランタンフェスティバル(長崎燈會)が新地中華街で2月9日から25日まで開かれており国内外の観光客で賑わっているようです。

さて日本統治時代、総督府はすべての町に神社を創建する方針を採用し桃園神社は1938年(昭和13年)落成し鎮座式が行われました。戦後は忠烈祠となり鄭成功らの像と殉國した國民党軍将兵の位牌が祀られていましたが、日華断交後國民党政府は日本統治時代の帝国主義的建造物の撤去を命じ各地の神社は取り壊されました。しかし桃園神社は地元住民の反対と一部学者の建築物としての価値評価と侵略の歴史の証拠として残すべきという主張が通り残されました。以降も忠烈祠の改築名分で取り壊しの危機がありましたが住民と学会の強い反対によって保存が決まり修復を経て1999年(平成11年)には國家三級古蹟に指定されています。現在は忠烈祠施設と歴史文化施設を併設した桃園孔子廟忠烈祠文化公園となり桃園市の貴重な観光資源となっています。

謹賀新年と日本語の新年の挨拶が表されています

 

しめ縄を張った手水舎も日本の神社にいるようです

 

日本の神様は祀られていませんが鳥居・石灯籠・社務所・拝殿・本殿とフルセットで神社

様式が残されています

拝殿 二拝(礼)二拍手一拝(礼)と参拝の作法も教えてくれます

祭神として豊受大神天照大神大國主命が表されていますが戦前の祭

神で現在日本の神様は祀られていません

絵馬奉納所 合格祈願や良縁成就など絵馬に書く言葉は日本と同じ

です

更にご朱印授け所までありました

 

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台風2号で沖縄台湾クルーズ中止とトトロの祠 @ 苗栗縣銅羅郷

2023-05-28 12:50:11 | どこでも廟
台湾東方海上をゆっくりと西へ進んでいる超大型台風2号、31日位には台湾へ最接近する予想となっており甥1號によると既に台風による不上課不上班の話が出ているようです。そのような中、実は昨日から神戸発着で那覇石垣基隆を巡るクルーズを予約していたのですが前日になって台風を避けるためコース寄港地の変更が発表され神戸発着長崎韓国釜山博多関門海峡になりましたと連絡がきました。乗船する場合コース変更による迷惑のお返しとして25米$のオンボードクレジット、乗船しない場合はキャンセル料免除という条件でしたが、日本人はもちろんビザ扶養ワクチン接種証明不要なものの台湾籍のヨメについては不明な点があるとのこと、神戸まで行って乗船出来ないような事態になっては堪らないのでキャンセルすることにしました。この春神戸発着沖縄台湾クルーズは3本あったのですが、予約していた最後の1本が台風に見舞われるとは何ともついていません。
さて苗栗縣銅羅郷といえば侯孝賢監督の名作「冬冬的假期」(冬冬の夏休み)の舞台になった台湾中部ののどかな農村地帯です。映画に出てきたお爺さんの診療所の建物などロケ地巡りも人気です。映画の中に出てきた街のはずれにある小さな祠、当時は石?コンクリート?でできた祠であることがはっきりわかりましたがその後、祠を樹が蔽いまるでトトロ(台湾では龍猫としてしられます)のようだと有名になっています。

農村地帯の銅羅ですが田んぼの中に窯元があります


主に甕を焼いており紹興酒などの保存・熟成に使われるようです


田んぼの中に祀られた祠 土地公でしょうか


サツキのような葉の小さな樹が祠を蔽い鴟尾の部分が龍猫の耳のように見えるようです




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關聖大君の誕生日を祝ってお祭り @ 大渓普濟堂

2022-07-04 13:04:23 | どこでも廟

昨日も関東東北では猛暑日が続いたようですが、東海地方では台風4号の影響で前日と一転し朝から雨になり蒸し蒸しとはしたものの概ね25℃前後で推移、猛暑日から逃れることができました。台北も一時の猛暑は収まり32・33℃の日が続いており一段落していますが7月中旬に向け気温が上昇していく予想となっており9月一杯まで厳しい天候が続きそうです。

7月と言えば夏祭り、今年は祇園祭に阿波踊り・郡上踊りなど3年ぶりに開催されるお祭りも多くなっていますが、台湾でもコロナで開催中止となっていたお祭りの復活が相次ぐようになっています。土曜日、姪3號が訪れると老街が残る大渓の普濟堂では關公・關聖大君・關聖玉皇(関羽)の誕生日(正確には関羽の生年は不明となっています)を祝うお祭りが盛大に開催されていました。

        お祭りに向け飾り付けられた大渓老街

      まずは厄払いのお獅子が登場

              続いて龍が舞います

              ここで關公が登場

              

                              続いて媽祖様

                 七爺八爺

        夜になると一段と熱気を帯びてきます

        大渓での關公慶生は7月21日まで続きます

 

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猫のお役所初代所長と鹿港龍山寺 @ 彰化縣鹿港鎮

2022-06-02 15:29:00 | どこでも廟
昨日の台湾の報道によると猫村として有名な猴硐では住みついている猫のケアを強化しようと猫役所の準備処を立ち上げ、その初代所長に元野良猫だった「硐羅焼」(どら焼き)が就任したそうです。猴硐は炭鉱で栄えた村でしたが廃鉱となって人口が減少、寂れましたが旧鉱山施設の観光地化と鉱山住宅に住みついた多くの猫を目当てに人が訪れるようになり台北からの近さもあって週末には山間の小村が大賑わいするようになりました。宮崎駿のアニメに登場したといわれる九份や天燈の十分も間近ですので台湾観光ができるようになったらぜひ訪れていただきたいところです。
硐羅焼と一緒に記念撮影した写真を新北市動物保護防疫処のフェイスブックに投稿すると猴硐の提携店で優待サービスが受けられるキャンペーンを6月5日まで行っているそうです

さて今日はの西海岸彰化の鹿港を紹介します。鹿港は天然の良港として清時代に栄え台湾第二の人口を誇りましたが港が堆積物で機能しなくなったことと鉄道沿線から離れたことで衰退していきました。しかし街には繁栄時の旧跡が数多く残り観光地として復活しています。
         鹿港の街の中心に鎮座する龍山寺

     台湾中部の厳しい日差しを避けて中庭に屯する人々

               壮麗な本堂

      緻密な天蓋が当時の技術の高さを偲ばせます

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台湾新幹線増便と中元普渡 @ 新竹湖口伯公岡集義祠

2021-08-18 16:38:00 | どこでも廟
日本は相変わらず新型コロナ感染者の更新が続いており、緊急事態宣言・まん延防止措置の拡大、・間延長が実施されましたが、台湾は何とか抑え込みに成功しており先日の店内飲食解禁に加え9月からは需要増加に対応するため間引き運行だった新幹線の増便が発表されました。増加本数は週180本で総数809本となる予定です。ただし感染防止のため定員の7割の乗車にとどめ全席指定席、車内及び指定レストランを除いた駅構内の飲食は禁止措置が継続されます。
さて今週日曜日22日は旧(農)暦7月15日は中元、日本でいうお盆の元のようなもので先祖及び好朋友(無縁仏)を弔います。先日姪3號が新竹湖口の廟を訪れると中元普渡の準備が行われていました。
      地元の町内会共同で中元普渡が催されます

          鎮座110年の伯公岡集義祠

      22日に向けて飾り付けが進められています

向かって右に豚 左に山羊を生贄として飾るのですがまだ日があって悪くなってしまうため豚は米で・・・
       山羊は乾麺で形作ってありました

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師大夜市の廟で布袋戲 @ 福徳正神廟

2021-03-20 12:21:00 | どこでも廟
先日BSプレミアムで4時間半に渡って東大寺二月堂の修二会いわゆるお水取りが史上初めて生中継されました。二月堂から火の粉が撒かれる韃靼ばかりが注目される修二会ですが内陣で行われる法要は力強く荘厳な儀式で長時間ではありましたが充分に見ごたえのある番組でした。法要の中では疫病退散を願い、歴代天皇から平民、諸仏、道教に至るまでの諸宗教にも言及するのですが、誰にも弔ってもらえない行き倒れや恨みを持って無くなっていった方などへも祈りを捧げます。これは台湾の廟で行われる法要で好朋友(無縁仏)へも施し(施餓鬼)を行うのと同じだなあと得心した次第です。
さてさて今週火曜日の夕食後、姪1號が愛犬の散歩を兼ねて師大夜市をブラブラしていると小さな廟で台湾の人形劇(布袋戲)が行われていました。台湾は至る所に廟がありますがそれぞれに信徒が守っており祭礼が行われるので行き合わせると興味深いものがあります。
  福徳正神の聖誕を祝って龍泉市場一同が奉納したランタン

  つつましいながら綺麗に服を着せてもらっている神様たち

        境内の一角で行われていた布袋戲

  布袋戲の人気演目には三国志演義や西遊記などがあります

ちょっと見にくいかもしれませんが裏では一人で人形を操っていました もう30年ほど前の映画になりますが侯孝賢監督作品で国宝級の人形遣い李天禄の人生を描いた戯夢人生を思い出してしまいました
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捷運で松山から五分埔へ 6 @五分埔公園進安宮

2016-08-08 17:03:00 | どこでも廟
五分埔卸売市場の東側を取り囲むように松隆路・中坡北路側に五分埔公園があります。一画には進安宮とういう廟があり門前には小吃店が並び地元民が集うほか卸売市場の店員、買出しに来た商人のお腹を満たしたり買付中の息抜きの場になっています。
里は台湾の最小行政区分で日本でいえば町内会相当ですが日本と違い里長も投票によって選ばれます
  進安宮の主祭神「五年千歲」は疫病退散の神様だそうです

    卸売市場の喧騒が嘘のような静謐な空間があります

とはいえ廟を取り巻くように小吃店が軒を連ねており台湾の下町らしい雰囲気です
五分埔を後に久しぶりに虎林街方面へ向かってみることにします

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媽祖様のお帰りで大甲は大騒ぎ 3 @大甲鎮瀾宮

2015-05-06 17:29:00 | どこでも廟
葬式・選挙・お祭りとやたらと爆竹が好きな台湾ですが、媽祖様は大の爆竹好きで媽祖様の行くところ爆竹は付き物です。花蓮や新港など各地の媽祖様に続いて夕方6時半いよいよ大甲鎮瀾宮の媽祖様が登場すると一段と爆竹の音が大きくなります。媽祖様の輿を引く人々は爆竹の煙で顔も服も真っ黒になっています。
花蓮港の媽祖様は華やかな民族衣装のアミ族の女性がお練りに参加しています
台中の行列には花バスも参加 信者の寄付も凄いんでしょうね

     行列の度に鳴らされる爆竹で道路はゴミだらけ

           爆竹の音に耳をふさぐ小姐

日が暮れるころいよいよ大甲鎮瀾宮の媽祖様が帰ってこられました

     盛大に爆竹に火がつけられ周りは煙に包まれます

          皆爆竹の煙と煤で真っ黒です

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