以前も紹介しましたが眷村とは軍人村のことで國民党政府が台湾へ逃れた後、大陸の共産党政権と対抗するため軍事力の維持が必要で、軍人の待遇改善を図るため各地に眷村が建設されました。台北市内では再開発でほとんどの眷村が取壊され辛亥路沿いにあった居安新村も消滅してしまいました。大陸から逃れてきた外省人が住んだため内省人との垣根の象徴にもなった眷村ですが、今では台湾の一つ時代を顕す建築物群として再評価されてきています。南部高雄の左營は台湾最大の海軍基地が置かれ大規模な眷村がありました。
平屋の長屋が立並びます
再現されたリビングルーム 大きなテレビや蓄音機もありますから将官クラスの住居でしょうか
キッチンの様子 初期にはガスが無く七輪で煮炊きしていたようです 洗濯板も懐かしいアイテムです
金たらいには昆明から持ってきたとあります 当時内省人は犬(日本人)が去って豚(國民党軍)が来た、と揶揄しましたが悲哀を感じる金たらいです
眷村内には電影院(映画館)など娯楽施設もありました
戦後は駐留米軍も住んでいました
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