日台双方の水際対策緩和と幸福食堂で落花生豆腐 @ 台東縣東河郷

日本では来月11日から海外からの入国者制限の撤廃・ビザ取得免除が実施される見通しとなりましたが、台湾でも昨日29日からビザ無し渡航が解禁、来月中旬には入国後の外出禁止期間の撤廃が予定されています。秋から年末にかけての規制緩和で双方間の往来が一気に加速する見通しになってきましたが、双方ともに繁忙期に当たり航空券価格は高止まりする可能性が高そうです。また燃油サーチャージも高騰しており行きたい気持ちはヤマヤマながら少し様子を見たほうが良いようです。
さて太魯閣で泊まり成功で海を眺めた姪3號たちは海岸沿いに走って台東縣の東河郷まで南下してきました。特に何かがあるわけではありませんが静かな落ち着いた町には美味しい食堂がありました。

旧省道東河橋の上に猿の群れがいました　子供を抱く母猿　向こうの赤い橋が拡幅された省道9號線でその向こうは太平洋です


東河郷の幸福食堂


手作りの山椒の漬物や唐辛子の酢漬けなどが並びます　ラベルも手書きだそうです


食べ応えのある落花生豆腐


野菜主体の定食320元　手前の主菜は日本の筑前煮（旨煮）のようです

「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」ヒロシの降板とホテルでオーダーバイキング 1 @ 星靜點花園飯店

BS朝日で2018年4月から放送されてきた「迷宮グルメ異郷の駅前食堂」、本来海外ロケを行う番組でアジアでは台湾・タイ・フィリピンなどメジャーな国からミャンマー、ヨーロッパではフランス・ポルトガルetcからエストニア・ブルガリア・旧ルーマニア構成国の北マケドニアなど日本からの観光客はめったに訪れない国まで取材しヒロシが駅前食堂で現地の食事を楽しむスタイルでした。しかいコロナ以降再放送と国内ロケになってしまいました、それでもヒロシ独特の間とセンスで大好きな番組だったのですが海外ロケが復活する10月からはヒロシが降板しスギちゃんにバトンタッチするそうです。降板の陰にはヒロシと制作陣の間でロケの過酷さに対する確執があったのではないかという噂も流れていますが、いずれにしてもこの番組はヒロシで成り立っていたのでスギちゃんに替われば見 @ることもなくなるでしょう。また良質な旅番組が無くなってしまい残念なことです。
さて台北市中心部からは離れたホテル星靜點花園飯店、市内観光地に向かうにはちょっと不便ですが捷運景美站から近く市内中心部のホテルに比べリーズナブルでコロナ以前は日本人観光客も多く宿泊していました。星靜點花園飯店では宴会場を使用してオーダーバイキングを実施しており甥1號が友人たちと連れ立って4人で食べに行ってきました。

メインダイニングはコースやアラカルトを提供　バイキングはバンケットでの実施となります


色鮮やかな紹興酔蝦　二人分で6尾でした


最近は日本でもお馴染みになった蘿蔔糕（大根餅）


パリパリに揚がった香酥炸春捲


日本では和え物にすることが多いサヤインゲンですが台湾では炒めたり揚げたりします　ひき肉・葱と炒めた乾煸四季豆は絶品です

台湾の漫画と伝統文化のテーマパーク @ 宜蘭傳統藝術園區

先週水曜日9月14日の読売新聞朝刊文化面で現在の台湾漫画界の様子が紹介されました。近年台湾当局では漫画振興策に力を入れており翻訳補助金制度を設けているそうです。優秀な作品には補助金を与え海外への普及を図っており日本でも台湾漫画が読めるようになってきています。紹介されていた3作品のうち1本は高妍作「緑の歌ー収集群風ー」で台北郊外に住む緑の不思議な体験を描いており、スマホから突然流れてきた「はっぴいえんど」の「風をあつめて」に触発され来日、現在と70年代の日本・台湾がないまぜに描かれていくようです。もう１本は阮光民作「用九商店」、台北の不動産会社で働いていた俊龍が倒れた田舎の潰れかけた祖父のよろず屋「用九商店」を継ぎ地域の憩いの場として立て直していく過程を描いているそうです。最後の1本は游珮芸・周見信作「台湾の少年」、日本統治時代から国民党政府の恐怖政治へ続く台湾現代史を描いているそうです。「緑の歌」は例のKADOKAWA「用九商店」はトゥーヴァージンズ「台湾の少年」は岩波書店から発売されているので近所の書店で取り寄せてみたいと思います。
さて冬山河ほとりに広がる宜蘭傳統藝術園區は台湾の伝統文化を再現したテーマパークで、陶器・織物。染物などの展示と体験、音楽や絵画などに加え漢方薬や台湾伝統のお菓子販売など幅広い文化を体験できます。近隣には運區内にはホテルもあり泊りがけで楽しめる施設です。

古い町並み（老街）を再現したメインストリート


藍染の工房　染付体験もできます


玉石工房　グラインダーを使って玉石を磨いていきます


再現された廟では銅鑼演奏のパフォーマンスが見れます


台湾伝統の漢方薬（中薬）店もあります

昨夜台湾東部で震度6の地震発生と成功で豆花 @ 台東縣成功鎮

昨17日午後9時41分台湾で台東縣関山を震源とするマグニチュード6.4の地震が発生、震源に近い台東縣池上郷で震度6強を観測しました。台北でも震度2の揺れを感じ我が家のグループLINEでは発生と同時に「地震だ地震だ」と大騒ぎになりました。姪2號によるとマンションの窓がガタガタ音がしたと思ったら大きな揺れが襲ってきたそうです。その後、1時間の間に数回余震があり台北でも揺れを観測しましたが幸い人的被害は確認されておらず高鐵（新幹線）・臺鐵でも運行中の列車が緊急停車しましたが安全確認後に運行を再開しています。ただ例年2～3回発生しているマグネチュード6級の地震が、今年は既に7回発生しており気象局では異例の多さとして注意を促しています。先日の台風12號による大雨（但しこのおかげでダムが満水になり今冬の北部水需要が確保されました）に地震と台湾も日本同様自然災害によく見舞われる国です。
さて台湾で発生する地震の震源になることが多い東部ですが、開発の進んだ西部に比べまだまだ自然が多く残っており都会で忙しく暮らす日々を癒してくれます。

広がる太平洋と抜けるような青空


成功漁港の碑　


台湾東部はカジキマグロの好漁場です


有名な成功豆花店


黒糖のシロップがかかった豆花　シロップは甘いですが冷たくしてあるのでさっぱりと食べれます

追記　本日午後1時19分池上を震源とするマグニチュード5.9の地震が発生花蓮で震度5強、
更に午後3時44分マグニチュード7.2の地震が発生しました。昨晩の地震で東里站のホーム　
が崩れたようですが今の所、甚大な人的被害は出ていないようです。9.18 16:45

海外からの個人客解禁検討と太魯閣でリゾート満喫 @ 太魯閣山月村

まだ先々回、海外から日本へのツアー解禁と入国者制限の緩和をお伝えしたばかりですが政府は個人客の入国解禁とビザの撤廃・入国者数制限の完全撤廃を10月までに判断することとなりました。コロナ以前は甥・姪たちが急遽明後日からの有給休暇が取れたので明後日夜着のフライトで行くよ、などと突然電話が来ることもあったのですが、もちろんここ3年は相互の往来はかなわない状況となっています。第7波は徐々に沈静化・病院ベッド使用率も低下しており、G7各国で厳格な入国規制を続けているのは日本だけであることからも妥当な検討といえるでしょう。ただ搭乗率低下と運行減による機材繰りロス・燃料価格高騰によってチケット代は高止まりしており、解禁即観光客増とは考えにくいのも事実です。
さて以前は突然日本にやってくることもあった姪3號ですが、コロナで気ままな海外旅行ができなくなり台湾内の旅行で憂さを晴らしています。先週末も車で花蓮から台東方面を周ってきました。

宜蘭花蓮を結ぶ台9號線から8號線に入り太魯閣渓谷を目指します　山肌を流れる滝が壮大です


後方を見返すと渓谷から太平洋が望めます


燕子口近くの太魯閣山月村 Taroko Village Hotel　太魯閣のリゾートホテルです


宿泊ルームはコテージ風になっています


入室直後に写真を撮り忘れ翌朝撮ったためベッドが乱れています　静かな山中でゆっくり眠れたそうです

四川地震と台湾から送ってきた中秋節禮物 @ 中華郵政EMS

先日、またしても四川省で大地震が発生人の方が犠牲になり行方不明者も人に上っています。我家でも成都に親戚がいますので心配しましたが震源は成都から200kmほど離れており成都では揺れはしたものの棚から物が落ちるようなこともなく街は平静だったそうです。親戚によるとそれよりコロナ患者発生によるロックダウンのほうが深刻で買い物も家族のうちの一人が1日1回だけしか許されておらず住民のフラストレーションは溜まりに溜まっているようです。ただ、LINEやFacebookも使えず国際電話かメール手紙でしか外国との通信手段はなく監視も怖いので親戚とはいえ中々本音が聞けません。中国と連絡を取るたび自由・民主の大切さを改めて確認しています。
今日10日は中秋節、台湾では昨日9日から10日11日と3連休になっています。台湾にいたころは中秋節には家族で集まって烤肉パーティーをするのが慣例でしたがコロナ以降、訪問もままなりません。そこで中秋節を前に姪1號が台湾から月餅を送ってきてくれました。

郵送料が1228元もかかっていますがEMSで僅か2日で着きました


鹹蛋や小豆餡・緑豆餡などの月餅　今は昔ながらの大きなものより食べきりサイズが主流になっています


甘いものが苦手な管理人には落花生と大蒜味のピーナッツにゴマがまぶされたカシューナッツ


ヨメが毎朝牛乳を入れて食べている麦片（シリアル）


そして棗の蜜錢　烏龍茶のお供や喉が痛いときにも食します

日本へのツアーと義大皇家酒店でディナーパーティー 2 @ 高雄市大樹區學城路一段153號

先月31日の会見で岸田首相は海外からの観光客受け入れについて9月7日から1日当たり2万人から5万人に引き上げ添乗員無しでのツアーを認める方針を打ち出しました。このツアーの概念ですがいわゆる完全フリーではなく航空券とホテルがセットになった企画旅行であれば1人でもツアーとみなすということになるようです。これにより台湾からの訪日客が3割増になると見込まれています。一方台湾では2020年3月以降海外への団体旅行が禁じられてきましたが交通部観光局ではセットの企画旅行は禁止対象にはならないとの見解を示しています。但し来日前には観光ビザの申請、日本の旅行会社の保証・保険申請などが必要で、更にフライトの減少によりチケット代金が上がっているため急激な回復は望めないようです。
では義大皇家酒店でディナーパーティーの2回目です。夕方5時半から始まったパーティーも佳境を迎えています。

蟹肉芙蓉　蟹脚肉のスープ　四川料理に芙蓉とつくことが多いのは成都が芙蓉城と呼ばれていたことに由来します


臘味三拚　塩漬けにして干した肉を戻して焼き上げた臘味三種


皇樓排骨　レストランの名前が冠された排骨


脆皮烤鴨　脆（パリパリ・クリスピー）中環に焼き上げたアヒル


海鮮鍋巴飯　海老やイカなど海鮮たっぷりのおこげご飯


蝦餃皇　海老の蒸し餃子　香港だと飲茶の代表格です


2時間ほどのフルコースディナーが終わりました　広いロビーを通って帰ります

謎の海底鶏缶詰と海底撈火鍋慶城店で麻辣火鍋 @ 慶城街1號 3樓

突然ですが、台湾のスーパーで缶詰売り場を見たことがありますか？　日本と同じような鯖缶や鮭缶（味付けは異なります）に、日本には無い八宝粥や滷肉・花生仁湯etcの缶詰などが並んでいますが、中にひときわ目を引くどぎつい赤と緑で海底鶏と表記された缶詰があります。台湾に通い始めた当初は、また何か台湾特有のとんでもない食べ物じゃないかと訝しんでいたのですが、ある時そうだシーチキンの直訳じゃないかとハッと気が付きました。レジで訊ねてみると正にマグロの油漬けだと言われ、早速購入して日本から持参したマヨネーズで和えサンドイッチにしたところ久々に懐かしい日本の味に出会うことができました。
さて海底つながりで日本にも進出している麻辣火鍋の海底撈火鍋慶城店を紹介します。海底撈火鍋は中国四川発祥の麻辣火鍋レストランチェーンで中国国内はもとよりフィリピン・シンガポール・台湾・日本などアジア圏、カナダ・アメリカ・イギリスなどでも出店しています。台北には3店舗ありますが捷運南京復興站を降りて直ぐの慶城店へ友人と連れ立って姪2號が出かけてきました。

女子会ですがお肉は大量にオーダーしました


日本ではあまり鍋に入れない湯葉ですが結構スープを吸って美味しくなります


焼肉でお馴染みのセンマイですが中華圏では鍋でも食べます


日本ではイズミダイの名で流通するティラピア　日本では弁当や外食産業で使われる程度ですが世界中で食されています


4種類の鍋底（スープ）で火鍋を楽しみます


白飯もありますが台湾で人気はやはり滷肉飯


デザートまで平らげて満腹になりました