スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

アフター5スター賞&第一部定義六

2006-08-30 23:08:35 | 地方競馬
 第13回アフター5スター賞は好スタートを切ったグローリーウイナーが先手を取りにいきましたが,枠順の差でベルモントファラオが逃げる展開に。僕が期待したロッキーアピールはこれを追っていったのですが,外からベルモントソレイユに被せられると向正面では早くも後退。この馬,こういうのを極端に嫌う馬で,ここでレースを終えてしまいました。
 これら先行集団を見ながら絶好の手応えで内に控えていたのが内田博幸騎手騎乗のコアレスタイムで,直線に入るとベルモントファラオの外に出し,鋭い末脚で一気に突き抜け,1200メートルとしては大きな差をつけての快勝となりました。逃げたベルモントファラオがそのまま2着に粘り,3着にはベルモントソレイユが入っています。
 ロッキーアピールは気性面の難しさがあって,すんなりと先行できる展開なら,また好走するケースがあると思います。そのためには,むしろ1600~1800くらいのレースに出走してみるのもひとつの手かもしれません。
 4連勝中のブローザウインドは,軽い斤量であったとはいえ,ここでは家賃が高かったようです。
 ロッキーアピールが力を発揮しなかったことを除けば順当な結果で,コアレスタイムの圧勝も当然といえると思います。

 王位戦の第五局は後手番の羽生王位の一手損角換り。ただし,飛車先を突かないままに角交換したので,一昨日の竜王戦とは違った形です。その後,佐藤棋聖が1筋の位を取ってから三間飛車に振り,右玉模様から飛車を2筋に戻したのに対し,羽生王位は穴熊に。持久戦でまだ何ともいえませんが,飛車先を突かなかったのが一応は生きている感じで,後手の羽生王位としては十分なのではないかと思います。あまり見たことがなかった戦型ですが,渡辺竜王は似た形で指したことがあるそうです。

 ここまで進むと,第一部定義六を無視するわけにいかなくなります。
 「神とは,絶対に無限なる実有,(Per Deum intelligo ens absolute infinitum)言いかえればおのおのが永遠・無限の本質を表現する無限に多くの属性から成っている実体,(substantiam constantem infinitis attributis, quorum unumquodque aeternam, et infinitam essentiam exprimit)と解する」。
 正直にいって,この定義Definitio自体,僕には疑問だらけです。なぜ神Deumの定義がこうでなければならないのか,そしてこれはこの定義から神が発生するという意味での実在的定義なのかそれとも神があるならこういうものでなければならないという意味の名目的定義なのか,実有ensとは何なのか,絶対に無限absolute infinitumとはどういう意味か,そしてこの定義はなぜ前半と後半を「言いかえれば」という接続詞で結ぶことができるのか,などです。そこでまずはこうした疑問から順に解決を目指していくことにします。
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