スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

オールスター&部分としての有限

2007-09-17 19:43:55 | 競輪
 僕が住んでいる横浜はこのところ連日暑い晴天の日が続いていますが,オールスター競輪の行われた高知は雨も多く,今日も朝は土砂降りであったとのこと。それでも決勝の時間には雨も上がっていました。
 Sを取ったのは佐藤選手で山崎選手の前受け。飯嶋選手は初手から佐藤選手と競る構え。豊田選手が北日本の後ろに続き,新田選手が後方からの周回。残り2周のバックから新田選手が上昇していくと,山崎選手は出させずに打鐘から突っ張り先行。番手はすんなりと飯嶋選手が回る形になり,新田選手が3番手に斬りこもうとしましたが,ここは佐藤選手が確保。バックから単騎の豊田選手が捲っていくと,これに合わせる形で3番手の佐藤選手が外へ,4番手の伏見選手は内へ。しかし結果的に無風で回った飯嶋選手が直線に入って踏み込むと,鮮やかに抜け出して優勝。直線で山崎選手の外に出した伏見選手が2着で,自力を出した豊田選手がこれと僅かな差で3着に入りました。
 優勝した栃木の飯嶋則之選手はこれがGⅠ初の決勝進出でしたので,当然ながら初優勝。昨年の10月に観音寺記念を優勝していますが,このときも記念競輪初の決勝進出で優勝を成し遂げています。オールスター男の異名を持つ神山選手の弟子。昨日の段階から北日本分断を宣言し,今日も周回中から山崎選手の後ろにつく強気の姿勢をみせたことが最大の勝因でしょう。結果的にすんなりと番手を回って,絶好の展開になりました。
 新田選手が上がってきたとはいえ,山崎選手の打鐘からの突っ張り先行はいくらなんでも早すぎる感じ。もっともこれは自分よりはむしろ後ろの北日本勢を引き出そうとした作戦かもしれず,そういう意味では佐藤選手が少し失敗したという印象です。4人が4人とも自力を打てるメンバーでの連携でしたから,もう少しやりようはあったと思います。

 これで無限と有限の関係について,命題文からこれを類推する材料が揃ったといえるのではないかと思います。
 まず,無限であるものは有限ではないという命題については偽の命題でなければなりません。これは絶対です。一方,有限であるものは無限ではないという命題については,これが真の命題である場合には,無限であるものと有限であるものが,相互に限定し合うということになってしまいますので,前の無限であるものは有限ではないという命題が偽の命題でなければならないという理由によって,偽の命題でなければならないことになります。いい換えれば,有限であるものは無限であるという命題が,真の命題でなければならないのです。もちろん一見しただけでは,これが真の命題であるとは考えられないですし,事実,多くの方がこの有限であるものは無限であるという命題については偽の命題であると判断するのではないかと思います。しかし,繰り返しになりますが,この命題は偽の命題であってはならない命題ですので,いかなる意味でそれが真の命題であるといえるのかということを探っていかなければなりません。
 このとき,全体と部分の関係が大きなヒントになるであろうと僕は考え,これについて詳しく分析してきました。つまり,もしも無限と有限の関係というのを,ある全体と部分という関係に置き換えて考えることができるとすれば,すなわち,有限であるものを,無限であるものの一部を構成するような部分であると考えることができれば,この命題は真の命題であるともみなせるのではないだろうかと思うのです。

 昨晩からパソコンが好調です。いつまで続くか分かりませんが。
コメント
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