スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ジュニアタッグ&無限と有限の関係

2007-09-12 20:39:46 | NOAH
 日テレ杯ジュニアタッグリーグをKENTA選手と石森太二選手が優勝,その後のチャンピオンチームに対するマイクアピールを受けて,鈴木鼓太郎選手とリッキー・マルビン選手との選手権試合は,8月31日の広島大会で行われました。
 まず特筆すべきはこの試合がこの日のメインイベントとして行われたこと。全日本プロレスの時代にはジュニアの試合がメインで行われることは絶対にありませんでしたし,NOAHになってからも,シングルではあるいはあったかもしれませんが,タッグではおそらく初めて。それだけこのタイトルも認知されてきたということの証明であり,ひとつ,記念すべき試合になったのではないかと思います。
 この試合は30分を超える大熱戦となり,最後は鈴木選手と石森選手のマッチアップとなり,鈴木選手が石森選手を肩車し,そのまま前方に一回転させて,ちょうどパワーボムの逆のような形で叩きつける技(僕は初めて見ました)からブルーデスティニーに繋ぎ,鈴木選手が石森選手からスリーカウントを奪って防衛に成功。相手は違いますが,前回の日本武道館大会のまずい試合の借りを返しました。
 ただしこの日も僕の目に最も印象に残ったのは石森選手の動き。最後は負けたわけですが,KENTA選手も試合後のインタビューではそれは自分のせいといういい方をしていました。正直,このふたりがタッグチームを結成すると知ったとき,少し意外な気がしたのですが,想像以上にいいチームで,もう少しこのチームで戦っていってほしいと思っています。

 明日は川崎で戸塚記念。全馬が出走できるのか分からないという状況ではありますが,ロイヤルボス◎とジェイドロボス○の実績上位の2頭に4戦全勝のタキオンスピリット▲が挑む構図。ほかではパルパディア△とアルクール△。

 高知ではオールスター競輪が開幕します。5日制のGⅠで,決勝は17日。小嶋選手が欠場ですので山崎選手が中心になりそうです。

 ある有限な事物Xがある場合に,このXが何かほかのものによって限定される場合,それがXを主語あるいは述語とするような命題文との関係がどのようになっているのかということが分かりましたので,これを利用して無限である事物に対する有限による否定についての考察を始めることにします。
 まず,無限であるものは有限ではないという命題ですが,この命題については絶対的に真の命題でなくてはならないと思います。無限であるものは,絶対にかあるいは自己の類においてかに相違はあるものの,それを限定し得るようなあらゆるものによって限定されることがないゆえに無限といわれなければならないのですから,このことはさすがにそれ自体で明白であるといってよいように思います。
 一方,有限であるものは無限であるという,主語と述語とを入れ替えた命題の方はどうでしょうか。仮にこの命題が真の命題であるとするならば,命題文と限定のあり方の関係から,無限は有限を,有限は無限を,相互に限定しあうということになります。しかしこれは,無限なものは有限ではないという命題が絶対的に真の命題でなければならないというのと同じ理由によって不条理であるといえます。いい換えれば,無限であるものは有限ではないという命題が真の命題でなければならないその理由によって,有限であるものは無限であるという命題の方は,真の命題であってはならない,つまり偽の命題でなければならないということが出てくるように僕には思えます。
 しかし,有限であるものは無限ではないという命題は,それ自体でみれば真の命題であるとしか僕には考えられません。一体どのような意味で,この命題が偽の命題であるといい得るのか,これが今回のテーマの最後の問題になりそうです。
コメント
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