スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

挑戦者決定戦&実在的視点

2007-09-18 19:19:08 | NOAH
 AブロックBブロック,それぞれのブロックの結果を受けての次期GHCヘビー級の挑戦者決定戦は,同じ日本武道館大会で,森嶋選手が秋山選手を降した直後に行われました。つまり丸藤選手は試合を終えた後,森嶋選手の試合の間だけインターバルがありましたが,森嶋選手は連戦となったわけで,その分だけ丸藤選手は有利な状況にあったといえると思います。事実,試合前には改めてリングアナウンサーにより両選手がコールされましたが,その間も森嶋選手は両手を膝についたままで,しっかりとコールを受けることすら困難な状況でした。
 状況からいっても丸藤選手は速攻をかけるのが得策で,開始直後に決め技ともいえる不知火を敢行。秒殺とはいかなかったものの,優勢に試合を進めていきました。ただ,丸藤選手と森嶋選手では体格が違いますので,ラリアットで森嶋選手が何とか凌いでいくという展開。僕の印象ではこの試合は丸藤選手のトラースキックがかなり有効であったという感じで,最後はフィッシャーマンバスターとパイルドライバーの複合技であるようなポールシフトの前に森嶋選手が力尽き,丸藤選手の勝利となりました。
 丸藤選手はこういった大きな選手を相手にする場合には,丸め込んで勝つケースが多かったので,状況的に有利であったとはいっても,NOAH随一の大型選手である森嶋選手を持ち上げて投げて勝ったというのは,ひとつ収穫であったといえるのではないかと思います。
 三沢選手に丸藤選手が挑戦する選手権試合は,29日に大阪で行われることになっています。丸藤選手はこの師弟対決に敗れて失冠していますので,これは雪辱戦ということになります。

 明日は竜王戦挑戦者決定戦三番勝負第三局。当然のことながら勝った方が渡辺竜王に挑戦。先後は改めて振駒で決定されます。

 大井ではトゥインクルレディー賞が行われます。斤量は厳しいものの力を信頼してトーセンジョウオー◎が中心。相手はベルモントノーヴァ○とパフィオペディラム▲で,グリーンベイ△とカネショウメロディ△も。

 有限であるものは無限であるという命題を,何らかの意味で真の命題とするために,有限であるものは無限であるものを全体と考えた場合の,その一部を構成する部分であるということをいうためには,『エチカ』においてはまず次のような実在的視点に立つのが最も容易な方法なのではないかと僕は考えています。
 まず,第一部定義六により,神は絶対に無限な存在です。次に第一部定理一一により,神,すなわち絶対に無限なものが実在するということが証明されます。もっとも,僕の理解では,第一部定義六そのものが,実在的な定義ですので,神が実在するということはこの定義だけから明らかであって,したがって,もしもこの定義六を実在的定義であると理解する場合には,定理一一に関連した手続きは不要であるということになるでしょう。なお,絶対に無限な実体は,第一部定義六説明により,無限に多くの属性によってその本性を構成されますので,第一部定理五により,神,すなわち絶対に無限な実体が実在する以上,それ以外の実体が実在するということはないということにもなります。
 さて,同じ第一部定義六説明により,無限であるものには絶対に無限であるものと自己の類において無限であるものの二種類があるわけですが,少なくとも絶対に無限であるといわれるものについては,ただ神だけが自然のうちに実在するということがこれで明らかになりましたので,もしも有限であるものが,この神を全体と考えた場合に,この全体の部分を構成すると考えることができさえすれば,有限であるものは無限ではないという命題を偽の命題と解することができ,無限であるものに対する有限による否定という矛盾からも逃れることができるのではないかと思います。

 今日は完全な予定稿でした。明日は竜王戦の観戦のため,長くネット環境にありますが,どうなるでしょうか。
コメント
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