スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

勝島王冠&特別の事情

2022-12-09 19:14:14 | 地方競馬
 昨晩の第14回勝島王冠
 ストライクイーグルは発馬後の加速が鈍く2馬身の不利。逃げたのはアランバローズでしたが,ゴールドホイヤーとライトウォーリアは差がなく続き,3頭の先行集団に。3馬身差でカジノフォンテンとギガキング。6番手にカイル。7番手はタイムフライヤーとリンゾウチャネルとスワーヴアラミスとコズミックフォース。2馬身差でキタノオクトパス。12番手にショットメーカー。13番手にミヤギザオウとマムティキング。2馬身差でパストーソ。最後尾にストライクイーグルという隊列。最初の800mは49秒1のミドルペース。
 3コーナーからは前の3頭が雁行。ここからゴールドホイヤーが脱落して,アランバローズとライトウォーリアが並んで直線に。手応えが絶好だったライトウォーリアがすぐに単独の先頭に立つと,そのまま抜け出して快勝。大外から追い込んできたリンゾウチャネルが2馬身差で2着。内目から馬群を縫ってきたカジノフォンテンが1馬身4分の3差で3着。
 優勝したライトウォーリア埼玉新聞栄冠賞から連勝で南関東重賞2勝目。転入初戦が参考外のレースだったとすれば,すぐに巻き返した前走の結果から,ここでも通用するだろうと思っていました。あまりファンの支持を集められなかったのは,ガンガン飛ばしていって一杯に粘り切るという前走の内容が不安視されたためだと思います。そういう意味では3番手からのレースで勝ったことは,大きな収穫だったといえるでしょう。距離が短くなったこともプラスだったのだろうと思います。一緒に先行したほかの2頭は実力馬ですから,それらを潰した内容は高く,乗り方に難しい面がありそうですが,能力そのものは重賞クラスかもしれません。母の父はディープインパクト。従弟に一昨年の京都2歳ステークスと昨年の青葉賞を勝っている現役のワンダフルタウン
 騎乗した大井の矢野貴之騎手はハイセイコー記念以来の南関東重賞32勝目。勝島王冠は初勝利。管理している川崎の内田勝義調教師は南関東重賞22勝目。勝島王冠は初勝利。

 スピノザのオペレーションシステムがデカルトRené Descartesのオペレーションシステムをアップグレードしたものではなく,デカルトのオペレーションシステムとは異なったオペレーションシステムであるということは,スピノザの思想について考える場合には,僕たちが使い慣れているオペレーションシステムで考えても徒労に終わるのであり,むしろそれとは異なった新たなオペレーションシステムを一から構築していかなければならないということを意味します。このオペレーションシステムというのが各々の形而上学に妥当するのですから,スピノザの形而上学を考える場合は,僕たちが考え慣れている形而上学を破棄して,それとは別の形而上学を一から構築するようなやり方で考えていかなければならないのです。そして僕はスピノザの思想の理解のためにはスピノザの形而上学の理解が不可欠であると考えているのですから,スピノザの思想の一つひとつを正確に理解していくためには,スピノザの形而上学が一から構築され,かつそれが正しく理解されているということが必要条件であると考えているのです。このために僕はスピノザの思想を一から,つまり基礎的な部分から振り返っていく機会が増えることになります。これが,僕がスピノザの形而上学の理解がスピノザの思想の理解のために不可欠であると考えているために,基礎部分の復習の機会が増加する理由です。つまりスピノザの思想にはスピノザの思想だけに特有の事情があるのであって,これは単に基礎的部分を振り返ることがときに必要であるという一般的な理由とは異なった理由になります。
                                        
 ところで,『はじめてのスピノザ』で説明されているオペレーションシステムの例は,僕の考え方と齟齬を来しているのではないかという見方が生じるかもしれません。なので今度はその点について説明しておきます。
 デカルトの哲学がなければスピノザの哲学はあり得ないものでした。僕はこの点は認めます。したがってある点において,スピノザの思想がデカルトの思想をアップデートしたものであるという点については否定しません。しかし,だから各々のオペレーションシステムが同一であるとはいえません。
コメント
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