スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

王位戦&相談員

2018-07-05 19:33:12 | 将棋
 豊田市で指された第59期王位戦七番勝負第一局。対戦成績は菅井竜也王位が5勝,豊島将之八段が2勝。
 振駒で菅井王位が先手になり5筋位取り中飛車。中盤の戦いは難しいところがあったと思いますが,最終的に先手が捌ききる形に進みましたので,その時点で先手がはっきりと優位に立っていたと思います。
                                     
 先手が7四に歩を打って,後手が7三の桂馬を跳ねたところ。部分的にはお手伝いのような感もありますが,ここで☗8四角と打ったのが好手で,これで先手は勝ちが見えてきたのではないでしょうか。
 後手が☖3二香と徹底抗戦に出たので,先手はとりあえず☗7三歩成として後手が☖9九飛と下駄を預けてきたところで攻め合うのではなく後手の攻めを切らせる方針に出ました。それが☗4四歩☖同歩と後手の角筋を遮断しておいて☗7九金と寄る手。☖7八歩に☗6六角と打った角を引いて使い,先手の飛車の捕獲に成功しました。
                                     
 後手は第2図からはすぐに☖7九歩成と取った方がよかったかもしれませんが,それでも打った飛車を取られてしまっては勝つのは難しかったと思います。
 菅井王位が先勝。第二局は24日と25日です。

 介護保険の申請は,母が小脳出血を起こしたときに行ったことがあります。あのときは母はしばらくは自力で立つこともできず,退院後の生活が心配でしたから,僕の方から当時の主治医に相談しました。それが可能だったのは,磯子中央病院では主治医と家族の面談が定期的に行われていたからです。僕が相談したところ,主治医は申請は行っておいた方がいいと助言し,そのために必要な書類,診断書ですが,それをすぐに書いてくれました。
 みなと赤十字病院ではこのような面談はありません。消化器内科の主治医とは母の通院のときに会いましたし,手術の執刀をした消化器外科の医師とも,手術前日と当日に会いました。ただそれ以外は会っていません。つまり僕の方から医師に対して直接的に診断書の依頼をすることはできません。実際にみなと赤十字病院はこの種の申請は窓口を通して行うことになっています。ですから申請用の書類を入手するということは僕には可能でしたが,この時点ではそれ以上は何かができるというわけではありませんでした。
 一方,母の状態についていえば,小脳出血で倒れたときほどの心配は僕にはありませんでした。とはいえ癌による痛みが生じているために自力ではベッドの上に座るということさえままならない状況であるのなら,やはり母が要望しているように,介護用のベッドが家には必要ではないかとこの時点では思えました。それだけではなく,車椅子も用意しておいた方がいいのではないかと思っていたくらいです。ただ,この点に関しては僕や母だけの判断で実行してしまうのはよくないのではないかという気もしましたので,主治医が病室まで往診にきたときに,どうするべきかを相談しておいてほしいと母に依頼しました。そもそもみなと赤十字病院には入院患者に対する相談員という役職の方がいて,必要な患者のところには出向いてくれます。父が余命が僅かになって退院したときも,その相談員の協力で自宅にベッドを用意したり,訪問医や訪問看護師を依頼したのです。その相談員が母のところに訪れていないのは,その必要がないという判断があるからかもしれないというように僕には思われたのです。
コメント
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