スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

印象的な将棋⑮-2&搬入

2018-07-30 18:55:03 | ポカと妙手etc
 ⑮-1の第2図から,後手は☖9五馬という手を指しました。
                                     
 この馬は7三に利いています。部分的にいえば☗7三香成を☖同馬と取ったところで☗7五桂で後手玉は詰みです。ただ,☖7三同馬と取った手は先手玉に対する王手になっているので,この詰みの受けにはなっているのです。
 先手はここでは☗7三香成とはできません。ただこの馬は8四にも利くようになっているので,打ち歩詰めのために打てなかった☗8四歩は打てるようになっていて,以下☖同馬☗同銀☖同王と進めておけば先手が勝てたろうと思います。ただ,この手順は後手玉を上に逃がすような感があるので,先手は不満に感じたようです。そこで別の手を指しました。それが☗7七桂です。
                                     
 これはただですが☖同馬なら今度は☗7三香成を☖同馬と王手で取ることができなくなっているので,その順は先手の勝ちです。 

 搬入にはKさんに応援を依頼してありました。Kさんは自宅からグループホームに行く方が便利だった筈ですが,場所が分かりません。ですからまず僕たちの家に来てもらい,9時半過ぎにバスで上大岡に向いました。場合によっては上大岡からタクシーで行くことも視野に入れていましたが,ターミナルでバスを降りたすぐのところに,グループホームの最寄りの停留所へ向う京急のバスが停車していましたので,それに乗り込みました。この日は行きだけでなく帰りもバスでの移動だったのですが,母はそれで大丈夫だったのです。
 バスを降りてから道に迷ってしまいました。グループホームは見学のときに行ったきりで,しかもそのときは自動車で案内されましたから,迷ってしまったことは仕方ないかと思いますが,母に余計な身体の負担をかけてしまうことになりました。バスを降りたら少し直進して,左に曲がるのですが,曲がらなければならない道よりひとつ前の道を曲がってしまったようで,その後でぐるりと1周するような形でホームに到着したのです。建物の横に,荷物の運搬を依頼した業者の軽トラックはすでに到着していました。
 ホームの方に挨拶をして,荷物を妹の部屋に搬入しました。搬入といっても,これは単に運び入れるという意味ではありません。たとえば寝具などはベッドの上に敷かなければなりませんし,衣類なども整理して箪笥にしまうといった作業を伴っています。時期的なものもあり,1年を通して使用するものを除外すれば大体のものは冬用のものだけでしたが,妹ひとり分の,通常より量が少ない引越しに伴う作業を行ったというように解釈してくれた方が,実情には近かったと思われます。妹の部屋は2階ですが,すでに説明したようにエレベーターがありますので,搬入はそれほど大変ではありませんでした。
 Kさんと母が親しくなったのは,単に同僚であったということだけでなく,母と同様に特殊学級,現在の特別支援学究を担当していたということもありました。このホームで暮らしている人のひとりは,かつてのKさんの教え子であったということが,これは偶然ではありましたが判明することになりました。
コメント
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