スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

東京盃&無限と有限まとめ①

2007-10-05 21:02:07 | 地方競馬
 馬インフルエンザの騒動もどうやら沈静化の方向となり,中央と地方の交流重賞も今月からは再開の運びに。その第一弾となったのが一昨日の東京盃でした。
 先手を奪ったのはモエレソーブラッズ。これをイチモンジが追い,長い向正面ではトウショウギアも上がっていくという展開。前半の600メートルは34秒3.これはハイペース。
 直線に入るとまずトウショウギアが抜け出しました。中団からのレースになったメイショウバトラーが外から追い上げると,そのインから馬群を縫うように上がってきたリミットレスビッド。さらに好位にいたアグネスジェダイも伸びをみせ,大外からベルモントサンダー,最内からはコアレスタイム。トウショウギアは一杯となり,これらの馬の伸び比べとなりましたが,リミットレスビッドがメイショウバトラーを4分の3馬身抑えて優勝。さらに4分の3馬身の差でベルモントサンダーがアグネスジェダイを首だけ捕え,5着にコアレスタイムとなっています。
 優勝したリミットレスビッドは3月の黒船賞以来の勝利で重賞は6勝目。このレースは昨年も勝っています。過去の傾向からも冬場に調子を上げるタイプで,暑さも収まり体調もよくなっていたこと,そしてうまいコース取りをした鞍上の大井の内田博幸騎手の手腕がプラスされての勝利でしょう。内田騎手はこれは南関東重賞になりますが,先週の日本テレビ盃も制しています。
 メイショウバトラーは1200メートルが初めてだったことを考えれば上々で,同じ舞台での本番となるJBCスプリントでは逆転も可能でしょう。ただしこちらは夏に調子を上げてくるタイプではあります。
 3着のベルモントサンダーはJRAでは1600万を勝てなかった馬ですが,船橋転入初戦となった前走で好タイム勝ち。ここも3着で,地方移籍が大成功だったといえそうです。

 明日は共同通信社杯競輪の2日目のメーン,京の雅賞(共同賞)があります。並びは小橋ー岡部ー有坂の北日本,村上義弘ー村上博幸の地元・京都の兄弟に加藤で近畿中部,荒井ー室井の西国で,後閑は単騎。兄弟が並んでどんなレースをするのか興味があります。

 今までは『エチカ』のある部分をテーマとして採用していましたが,今回はそれをせず,単に無限と有限というのをテーマに設定しました。もっともこれは,このテーマに最も相応しいと思える個所が『エチカ』の中ではある特定の部分として見つからなかったからにすぎません。
 まずは『エチカ』において事物が有限である,また無限であるということがどういうことかを理解しておかなくてはなりません。『エチカ』の順に倣い,まず有限は第一部定義二で定義されます。一方,無限であるということについては,それに相応するような定義がありませんので,第一部定義六説明でこれを代用します。するとこれらから,事物が有限であるということは,必ず自己の類において有限であるのですが,無限である場合には,絶対に無限である場合と,自己の類において無限である場合のふたつがあることが分かります。そこでこのふたつの無限を実在的な側面から区別すれば,絶対に無限である実在は神だけであり,自己の類において無限な実在であるのは神の本性を構成する各々の属性と,第一部定理二一と二二証明されている,各々の属性の無限様態,直接無限様態でと間接無限様態あるということになります。
 なお,『エチカ』ではこのほかに,無限定ということばも用いられていますが,これは有限なものについていわれる事柄ですので,無限と無限定を混同しないように注意する必要があります。
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