先日のスプリンターズステークスを3歳牝馬ながら見事に制したアストンマーチャン。今日はこの馬の父,アドマイヤコジーンを紹介します。
母はアドマイヤマカディ。繁殖入りして渡米,Cozzeneの種を受胎して帰国。最初の産駒がこのアドマイヤコジーンです。
デビューは2歳の10月。2戦目で勝つと3戦目に重賞制覇,4戦目の朝日杯3歳ステークスも勝って早々と大レース優勝。この年の最優秀2歳牡馬に選出されました。
しかし故障で3歳時は1戦も走れず。4歳の夏にようやく復帰しましたが,さすがにブランクが長く,以前の状態を取り戻せず5歳まで12連敗を喫しました。
ようやく復調したのは6歳になってから。東京新聞杯で重賞3勝目を上げると続く阪急杯も連勝。勝った朝日杯以来の大レース出走となった高松宮記念は2着でしたが次の安田記念で大レース2勝目を飾りました。同年秋のスプリンターズステークスも2着。その後2戦して引退しました。
早くから頭角を表し,その後,長期のブランクがありながらも6歳にして再び大レースを勝つというのはなかなかできないこと。奇跡的なカムバックといっていいのではないかと思います。産駒は現3歳世代が初年度産駒となりますので,早くも大レースの勝ち馬を送り出したことになります。アストンマーチャンも,父のように長く活躍し続けてほしいものです。
明日は防府記念の決勝です。並びは武田-兵藤の関東に地元の山根,海老根-白戸-松坂の南関東,小川-加倉-広川の西国。武田選手が中心でしょうが,展開次第では加倉選手や海老根選手にもチャンスがありそうです。
また,明日から竜王戦七番勝負の第一局が始まります。対戦成績は渡辺明竜王の6勝,佐藤康光二冠の10勝となっています。
観念ideaが概念conceptusであるということ,すなわち,ある精神mensが能動的に形成する認識cognitioであるということが分かりましたので,今度は,『エチカ』において能動的であるということがどういうことであるのかということを理解しておかなくてはなりません。これは第三部定義二で定義されていて,前に紹介したことがあるのですが,ここでも重要ですのでまた取り上げることにします。
「我々自らがその妥当な原因となっているようなある事が我々の内あるいは我々の外に起こる時,言いかえれば(前定義により)我々の本性のみによって明瞭判然と理解されうるようなある事が我々の本性から我々の内あるいは我々の外に起こる時,私は我々が働きをなす〔能動〕と言う。これに反して,我々が単にその部分的原因であるにすぎないようなある事が我々の内に起こりあるいは我々の本性から起こる時,私は我々が働きを受ける〔受動〕と言う」。
ここでいわれている前定義とは,もちろん第三部定義一のことであって,これは十全な原因causa adaequataと部分的原因causa partialisということがどういうことであるのかということについての定義Definitioです。
ここでスピノザが我々というとき,これはさすがに人間のことを念頭に置いていると僕は思います。すなわちこれは,人間が能動的あるいは受動的であるということはどういうことであるかということを説明する定義であると思うのですが,この考察では,人間について定義されたこの能動actioおよび受動passioについて,すべてのものに妥当であると考えます。すなわちここでいわれている能動ということについては,これを人間に限定せず,すべての事物という意味に置換します。この置換はさほど問題にはならないであろうと考えます。
母はアドマイヤマカディ。繁殖入りして渡米,Cozzeneの種を受胎して帰国。最初の産駒がこのアドマイヤコジーンです。
デビューは2歳の10月。2戦目で勝つと3戦目に重賞制覇,4戦目の朝日杯3歳ステークスも勝って早々と大レース優勝。この年の最優秀2歳牡馬に選出されました。
しかし故障で3歳時は1戦も走れず。4歳の夏にようやく復帰しましたが,さすがにブランクが長く,以前の状態を取り戻せず5歳まで12連敗を喫しました。
ようやく復調したのは6歳になってから。東京新聞杯で重賞3勝目を上げると続く阪急杯も連勝。勝った朝日杯以来の大レース出走となった高松宮記念は2着でしたが次の安田記念で大レース2勝目を飾りました。同年秋のスプリンターズステークスも2着。その後2戦して引退しました。
早くから頭角を表し,その後,長期のブランクがありながらも6歳にして再び大レースを勝つというのはなかなかできないこと。奇跡的なカムバックといっていいのではないかと思います。産駒は現3歳世代が初年度産駒となりますので,早くも大レースの勝ち馬を送り出したことになります。アストンマーチャンも,父のように長く活躍し続けてほしいものです。
明日は防府記念の決勝です。並びは武田-兵藤の関東に地元の山根,海老根-白戸-松坂の南関東,小川-加倉-広川の西国。武田選手が中心でしょうが,展開次第では加倉選手や海老根選手にもチャンスがありそうです。
また,明日から竜王戦七番勝負の第一局が始まります。対戦成績は渡辺明竜王の6勝,佐藤康光二冠の10勝となっています。
観念ideaが概念conceptusであるということ,すなわち,ある精神mensが能動的に形成する認識cognitioであるということが分かりましたので,今度は,『エチカ』において能動的であるということがどういうことであるのかということを理解しておかなくてはなりません。これは第三部定義二で定義されていて,前に紹介したことがあるのですが,ここでも重要ですのでまた取り上げることにします。
「我々自らがその妥当な原因となっているようなある事が我々の内あるいは我々の外に起こる時,言いかえれば(前定義により)我々の本性のみによって明瞭判然と理解されうるようなある事が我々の本性から我々の内あるいは我々の外に起こる時,私は我々が働きをなす〔能動〕と言う。これに反して,我々が単にその部分的原因であるにすぎないようなある事が我々の内に起こりあるいは我々の本性から起こる時,私は我々が働きを受ける〔受動〕と言う」。
ここでいわれている前定義とは,もちろん第三部定義一のことであって,これは十全な原因causa adaequataと部分的原因causa partialisということがどういうことであるのかということについての定義Definitioです。
ここでスピノザが我々というとき,これはさすがに人間のことを念頭に置いていると僕は思います。すなわちこれは,人間が能動的あるいは受動的であるということはどういうことであるかということを説明する定義であると思うのですが,この考察では,人間について定義されたこの能動actioおよび受動passioについて,すべてのものに妥当であると考えます。すなわちここでいわれている能動ということについては,これを人間に限定せず,すべての事物という意味に置換します。この置換はさほど問題にはならないであろうと考えます。