スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

返り討ち&無限と有限まとめ③

2007-10-07 21:45:07 | NOAH
 9月9日の日本武道館大会での挑戦者決定戦を勝ち上がった丸藤正道選手が,7月に91歳対決を制して4度目の防衛に成功した王者の三沢光晴選手に挑む一戦は,29日の大阪大会で行われました。
 リーグ戦を戦い抜いた選手たちを代表して挑戦するということで,丸藤選手のセコンドにはリーグ戦に参加した森嶋選手,ヨネ選手,杉浦選手がついて試合開始。このリーグ戦を勝ち上がったことで丸藤選手はかなり自信をもっていたようで,飾らない性格にしては中間からかなり強気の発言をしていましたし,僕も今回は丸藤選手が雪辱して,いよいよNOAH現在形が本当の意味で始まるのではないかと思っていました。
 ところが,確かに不知火や雪崩式不知火で丸藤選手が三沢選手を追い詰めるシーンはありましたが,ポールシフトを放つことはできず,25分過ぎにエメラルドフロウジョンからランニングエルボーを挟んでブレーンバスター式のエメラルドフロウジョンと一気に畳み込まれ,スリーカウントを奪われてしまいました。どうもこの日の丸藤選手は無駄に動いてしまった印象で,そこの部分でスタミナをロスしてしまったのではないでしょうか。試合後,三沢選手は丸藤選手について,もう弟子ではなくてライバルであると言っていましたが,少なくともこの日の試合に関しては,余裕があったようにも思えます。
 次期シリーズにはサモア・ジョー選手の初来日が決定していて,27日の武道館大会では,三沢選手が挑戦を受けることがすでに決定しています。

 明日は盛岡で南部杯があります。中心はブルーコンコルド◎で,負かすとすればサンライズバッカス○。あとは入着候補で,ワイルドワンダー△,キングスゾーン△,カフェオリンポス△。

 共同通信社杯競輪は決勝を迎えます。並びは山崎-佐藤-有坂-榊枝の北日本,武田に室井がつけて村上-北川の近畿はここから。新田は単騎。これは北日本ラインが強力に感じます。

 全体と部分の関係からいうと,無限というのをひとつの全体と考えた場合には,有限はその全体の一部分を形成します。これはちょうど動物と馬の関係と同じで,全体が部分を限定し,部分は全体によって限定されるという関係になります。したがって,無限は有限ではないという命題は疑いの余地なく真の命題であるといえますから,有限は無限ではないという命題が偽の命題でなくては,いい換えれば,有限は無限であるという命題が真の命題でなくてはならないことになります。なおこのとき,普通は全体は部分なくして成り立たないし,部分は全体の一部であると考えられますが,この場合には,全体は部分なくしてあり得るけれども,部分は全体なしにはあることも考えることもできないということになっていますので,この部分の考え方には注意しなくてはいけません。
 そこで,どのような意味において有限は無限であるといえるのかということが問題となってくるのですが,これについては今度は形式論ではなく,実在的視点から考えますと,実在的な,すなわち自然のうちに実在し得るどんな有限であるものもすべて,それは神,すなわち絶対に無限な実体である神の変状であると考えることができますので,この観点から,有限なものは絶対に無限なものの変状である,すなわち有限は無限であると命題が真の命題であると理解し得ると考えることができると結論しました。
 これが,今回のテーマの最大の問題に関しては,最も基本的な答えであるといえると思います。ただし,この答えのうちには,まだいくつかの問題が残っているといえます。
コメント
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