スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

GHCタッグ&消極的解決

2007-10-26 20:28:29 | NOAH
 先シリーズのリーグ戦を負傷のために途中欠場した力皇選手は,その後の回復も思わしくなく,長期の戦線離脱を余儀なくされるようです。このため秋山選手と共に保持していたGHCタッグ王座は,ハードコア王者チームの黒への挑戦を一蹴した試合を最後に返上,今シリーズで新王者決定リーグ戦が行われました。
 4チームが参加したリーグ戦ですが,有力なチームのひとつ,斉藤彰俊選手とバイソン・スミス選手は,リーグ初戦で田上明選手と潮崎豪選手のチームに勝ったものの,スミス選手が胸の骨を折るアクシデントがありその後のリーグ戦を欠場。実質的に前王者にタイトルを奪われた森嶋選手とヨネ選手のチームと,前王者に挑戦して敗れたRO&Dのブラウン選手とブキャナン選手のチームの争いに絞られました。
 注目の両チームは16日に岡山大会で激突。RO&Dの奇襲で始まった試合は,中盤は打ち合いで展開。RO&Dは大型の外国人チームですが,森嶋組も大きさではそうひけを取らず,このあたりは互角の進展。しかし終盤に入り,ブキャナン選手のアイアンクローボムが本部席で森嶋選手に炸裂。これで森嶋選手の動きが止まった間にヨネ選手に集中攻撃をかけ,最後はブラウン選手がローダウン(ダイビングボディープレス)でヨネ選手を仕留めました。
 RO&Dはまだ田上組との試合を残していましたが,20日の久留米大会でこれも破り,新王者となっています。なお,斉藤組の欠場によりリーグ戦参戦を訴えた丸藤選手と杉浦選手は,リーグ戦への参加は見送られましたが,新王者に挑戦する権利が与えられ,明日の日本武道館大会では早速,新王者組の防衛戦が組まれています。

 明日から千葉記念です。

 一般に,Xの定義についてXに依拠するならば,そのXとは何かということになりますからこれは堂々巡りになるわけです。したがってこのような疑問というのはまことに真っ当なものであるといえるわけですが,一方で僕は,観念に関するこのような定義の仕方には,酌量の余地があるといえば何だかいい方がおかしいですが,致し方のないような面もあるといえるのではないかとも考えています。
 というのは,観念というのは思惟の様態ですから,それが定義される,すなわちその本性が説明される場合には,思惟の属性に属するような何らかのものによって定義されなければなりません。これは,実在的に区別される,この場合には異なった属性に属するものの間には,一方の概念がもう一方の概念を含むことがないということを示した第一部公理五から明らかであるといえると思います。
 ところが,観念というのは思惟の様態であるといっても,それはとくに第二部公理三により,思惟の様態としては第一のものであるのです。よって観念というのは,観念以外の思惟の様態によっては定義されることができないようなあるものであるといえると思います。したがって,観念を精神が形成する精神の概念であると定義することは,ある意味では精一杯の定義の仕方なのであって,観念を観念に依拠しないで定義せよというのは,不可能であることを求めているのだといえなくもありません。まったく消極的な理由ではありますが,これは確かにこの疑問を解消するひとつの方法として,一理あるのではないかと思います。
コメント
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