スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

別府記念&スピノザの見解

2006-11-20 22:27:19 | 競輪
 昨日の別府記念。ネット上に動画がなく,レースを見損ねてしまいましたので,記事を基に回顧します。前を取ったのが静岡。以下,3番手から中部,6番手から九州,後方8番手に平原選手で周回。残り2周のホームから平原選手が上昇,九州が続き,平原選手が前を抑えると,静岡が3番手を確保し九州は5番手。打鐘後に後方に置かれていた永井選手がかまし。平原選手も抵抗しましたが永井選手の先行となりました。ただ,このダッシュに宮越選手がついていけなかったため,少し離れた3番手は平原選手。8番手からの中川選手の捲りは不発で,そのまま直線に。差を詰めながら迫った平原選手がコースの中央を突き抜けて優勝(決り手は差し),平原選手マークの前田選手が2着に流れ込み,永井選手の番手から加藤選手が3着でした。優勝した埼玉の平原康多選手は,追込み型を考えずに自力の4人だけを比較すればここでは力は最上位と思われるので,ある意味では当然の優勝といえるかもしれません。前予想では◎も考えたのですが,▲にひよってしまい失敗しました。8月に富山のふるさとダービーを優勝していますが,記念競輪はこれが初優勝です。加藤選手は絶好の展開でしたが,3番手が千切れてしまったのが誤算。九州勢は失敗レースでした。
 明日は松山記念の2日目優秀です。確実に並ぶのは市田-水島の近畿。関東が5人いて,茨城栃木は武田-浦川-神山か,浦川が一歩譲って武田-神山-浦川でしょうか。群馬のふたり,亀井と稲村はどちらも動けるので前後は微妙。佐藤が北日本単騎で,群馬勢や神山がここを主張する可能性もありそうですが,小倉がここにつけられるのでしょうか。いずれにしろ並びがあまりにも不明確なので予想は差し控えます。

 スピノザの見解の論理構成がどのようになっているかを少し詳しく検証してみます。まず,複数の実体が存在するなら,各々の実体が区別し得るものとして存在しなければならないというのは,おそらくだれもが直観的に理解し得ることだと思われますので,この部分には何の問題もない筈です。そして区別し得るならそれは実在的に区別されるか様態的に区別されるかであるということは,定理四から明白で,ここに問題があるなら定理四そのものが問題であるということになるでしょう。次にしかし,複数の実体が区別し得るのであればそれは様態的にではなく実在的に区別されなければならないというのは,定理五の証明の要の部分であって,もしもここに問題があるのだとすれば,これはこの証明の手続きそのものに問題があることになるでしょう。そしてこの見解の論理構成はこれで終了ではなく,複数の実体が実在的に区別し得るということは,各々の実体が異なった属性によって本性を構成されるという意味で,これは各々の実体が同一の属性を有さないという意味に置き換えることが可能であるとされています。この部分に問題があるという場合は,この置き換えの手続きに難点があるということになると思われます。
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