スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

松山記念&穴

2006-11-24 22:01:44 | 競輪
 昨日の松山記念(映像)。Sを取った小倉選手が佐藤選手を迎え入れこのライン4車の前受け。中団に山内選手,後方から武田選手で周回。残り3周のバックから武田選手が上昇し,残り2周のホームでは外から佐藤選手に並び掛け,バックでは完全に前に出ました。佐藤選手は後ろまでは引かずに4番手の内で山内選手と併走。外の山内選手が残り1周のホームから発進して叩きに出ましたが,これは武田選手がうまく合わせて前に出させず,抑え先行のようなレースになりました。市田選手が山内選手のラインに切替え,バックから自力で捲りを打ったのですが,山内選手のさらに外を行く形で前段までは届かず。また佐藤選手もこの結果インに封じられる形となって動けませんでした。こうなるとレースは前の組のもの。直線入口辺りから武田選手の番手の神山選手が早めに踏み出して優勝。武田選手が2着に残り,3着には諦めずに外,外と踏み続けた市田選手が入線しています。武田選手がうまく抑えてうまく駆けたということに尽きるレースだったと思います。後方からの周回になったことが幸いしました。結果からすると佐藤選手は突っ張っていくほかなかったようです。優勝した栃木の神山雄一郎選手。記念競輪は7月の松阪記念以来です。
 明日はジャパンカップダートです。頭からは買いにくいですがシーキングザダイヤ◎を中心に推します。ただ,能力だけでいえばたぶんブルーコンコルド○の方が上。徹底して1600メートル以下を使ってきた馬で,いきなりの2100がどうかです。こちらも距離がいくぶん長めですが,サンライズバッカス▲もかなりの力の持ち主。侮れないのはヴァーミリアン△で,体重が増えていることが望ましいです。ハードクリスタルやジンクライシスが入着候補でしょうか。

 ここでスピノザの見解の論理構成を確認して,ライプニッツの疑問から考えて,そのどこに穴があるのかということを検討してみると,それはその最後の部分,すなわち,仮に複数の実体が存在するならば,それらの実体は実在的に区別されなければならないというところまでは問題がないのですが,そこから,複数の実体は異なった属性を有し,そのゆえに共通の属性を有する実体は存在しないということを導く点にあることは明白だと思います。ライプニッツからすれば,この手続きが成立するのは,ひとつの実体が単一の属性によってその本性を構成されるということを前提としている場合のみで,もしもスピノザも認めるように,ひとつの実体が複数の属性によってその本性を構成されるという場合もあるということを認めるならば,複数の実体が実在的に区別されるということから導かれる結論は,共通の属性を有する実体は存在しないということではなくて,少なくとも存在する複数の実体は,その各々がそれ以外の実体が有さないような属性をひとつは有するということになるのだろうと思います。そしてこの手続きをこのように検証する限りでは,確かに僕にもスピノザのいうことよりもライプニッツのいうことの方に利があるように思えるのです。
コメント
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