スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ロジータ記念&第二部定義二

2006-11-06 22:17:41 | 地方競馬
 JBCマイルの1レース前に行われたロジータ記念
 ここはスターオブジェンヌが逃げて,カネショウメロディが2番手,グリーンベイが4番手,チャームアスリープはいつものことですが後方からのレースになりました。向正面でチャームアスリープが押し上げようとしますがなかなか馬が反応してくれません。3コーナーを過ぎるとカネショウメロディは後退して,グリーンベイが2番手に上がり,直線に入るところではスターオブジェンヌを交わして先頭に立ちました。追い上げてきたのは前半はチャームアスリープと同じような位置にいて,こちらは向正面でスムーズに外を進出してきたマキノチーフ。これがグリーンベイを捕えて先頭に立つと,チャームアスリープも必死に追い上げますが,直線の半ばでは苦しくなったか頭を上げるような仕種もみせ,グリーンベイを交わすのが精一杯。最後は4分の3馬身まで詰め寄りましたがマキノチーフの優勝。チャームアスリープは2着で,グリーンベイが3着でした。
 もう4日が経つわけですが,マキノチーフのはっきりとした勝因というのがなかなか分かりません。強いていえば,この馬は前走で戸塚記念(7着)に出走していて,そこで今回と同じ川崎の2100メートルを経験していたのが強みになったかもしれません。この馬は浦和の馬で,浦和の馬は最近はほとんど重賞では勝てません。僕もはっきりとしたことは分かりませんが,高橋華代子さんが4年ぶりではないかと書いています(5日付)ので,たぶんそうだろうと思います。
 チャームアスリープはマキノチーフとは斤量差があったとはいえ,全国区での戦いを期待している馬なのでここでの敗北は残念。レースの前半でもっと楽にいけるようだとこういう取りこぼしも減るのではないかと思いますが,ここは馬の成長待ちといったところでしょうか。
 なお,競走名のロジータとその血統の説明があります。

 ここで第二部定義二を取り上げます。
 「それが与えられればある物が必然的に定立され,それが除去されればそのある物が必然的に滅びるようなもの,あるいはそれがなければある物が,また逆にそのある物がなければそれが,在ることも考えられることもできないようなもの,そうしたものをその物の本質に属すると私は言う」。
 おおよそこの定義は複雑な文章になっていますが,僕は次のように理解しています。
 まず,Aという事物があって,このAの何らかの性質を表現(説明)する言明Xがあるとします。このとき,もしもXがなければAはあることも考えられることもできず,しかし逆に,Xという言明自体はAという事物がない場合にはやはりあることも考えられることもできない場合,XはAの本性(本質)に属するというのです。
 本性の定義がなぜこうでなければならないのかということについては疑問の余地もあるわけですが,それについてはここでのテーマとは大きくかけ離れてしまいますので今は扱いません。ここでは事物の本性というのがそういうものであるということだけを理解しておくことにします。
コメント
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