スピノザの『エチカ』と趣味のブログ

スピノザの『エチカ』について僕が考えていることと,趣味である将棋・競馬・競輪などについて綴るブログです。

ハイセイコー記念&本性の永遠性

2006-11-08 23:00:59 | 地方競馬
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 ハイセイコー記念。大外のミスエリエールはダッシュがつかない感じだったので,エスプリゴードンがそれほど競らずに先手を奪いました。前半の800メートルが49秒9で,これはミドルペースの範囲だと思います。人気のロイヤルボスは4番手を進み,道中からややおっつけ気味でしたがザマローレルがこれをマークする形。レッドドラゴンはその後ろでした。3コーナーあたりからロイヤルボスが前を射程圏に入れるべく進出すると,ザマローレルがその外,さらに外からレッドドラゴンも進出を開始。直線に入るとロイヤルボスが馬場の中央からあっさりと先頭に立ち,そのまま後続の追撃を許さずに優勝,5連勝で重賞制覇となりました。今日は完勝といえる内容でしょう。鞍上の内田博幸騎手はこれが日曜からの今開催では初勝利でしたが,今年の地方競馬での399勝目となっています。2着争いは一旦は大外のレッドドラゴンが捲る感じで2番手に上がったと思うのですが,直線ではロイヤルボスより内にもぐりこんだザマローレルが差し返す感じで2着確保。この馬は今日のレース内容からするともう少し距離があった方がいいかもしれません。レッドドラゴンが3着で,順当な結果でした。
 明日から伊東記念が始まります。

 さて,事物の本性というのは一般的にいって,ある時間の中で持続するような事実ではなく,むしろ永遠にそうでなければならないような真理なのです。これもたとえば三角形の場合で考えれば分かりやすいと思うのですが,三角形の内角の和が二直角であるということは,たとえば昨日もそうであって今日もそうであったから,それが事実であるということが1日延びたというようには普通はだれも考えないでしょう。むしろ三角形の内角の和が二直角であるということは,三角形が実在する場合にはいつであるとかどこであるとかいうことには関係なく,永遠から永遠にわたっての真理でなければならないと考える筈です。そしてここで三角形について言及しているのはあくまでもひとつの例としてですから,実在する(実在し得る,あるいは矛盾なく概念し得る)あらゆるものにはそれに固有の本性があって,そうしたすべてのものとそのものの本性には,三角形と三角形の本性と同じような関係があるわけですから,一般的に,事物の本性というのは,永遠の真理であるということができるわけです。そして僕の理解するところでは,スピノザの考えでは,このことからも神の本性に自由意志が属すると考えることは不条理だと結論されるのです。
コメント
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