浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

The book of the year 2008

2008-12-31 21:37:33 | 
今年も色々な本を読みました。

2、3年前から去年までは読んだ本のタイトルを記録していたんだけど、2008年はそんなことやってられる状況じゃなかった。途中で図書館で本を借りる、ということを始めたので。

2週に1度くらいに図書館に行って大体10冊くらい借りてきて正に濫読していたので、いちいち記録なんてしてられない。

あー、どんな本読んだっけかなぁ。

ということでThe book of the year 2008。

ちなみに2007年は「ローマ人の物語」2006年は「終末のフール」でした。

ではまず準ノミネート作品から。


逆説の日本史 シリーズ


逆説の日本史〈1〉古代黎明編―封印された「倭」の謎 (小学館文庫)
井沢 元彦

まだ全シリーズ読んだわけではないんだけど、日本史を新たな視点で語りなおしたシリーズ。全編に流れている思想というのが「日本は『言霊』が支配する国である」ということ。一人一人の焦点を当てた「英傑の日本史」シリーズもおもろかった。


進化しすぎた脳



これも面白かったなー。結局、すべては脳の仕業じゃないか、と思った。

モダンタイムス

伊坂 幸太郎
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ゴールデンスランバー」の次にこれで来るのか、という感じ。

蹴球神髄



サッカーの名言集を集めた本。まっとうにサッカーの真髄を突いている言葉もあれば「お前が言うか」みたいに突っ込みたいせりふもあり。



さぁ、では今年のThe book of the yearは!




イノセント・ゲリラの祝祭


海堂 尊
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これはこの本単独、というかこの作家の著作物一連のシリーズにささげたい。
インタビューで、「時間軸と地域軸が作る球体の世界を表現したい」という旨のことを言っていたけどどの作品もつながっていて、読めば読むほど面白い。こういうのが第一級のエンターテイメントだと思う。
今年はこのシリーズの「ひかりの剣」「夢見る黄金地球儀」「医学のたまご」も読んだけど全部水準以上に面白かったな。
今から「チーム・バチスタの栄光」を読むことが出来る人は本当にうらやましい。だってたっぷり楽しめるんだもの。



ということで今年も色んな本を読んだ。色んな場所に行き、色んな物を食べ、色んな人に出会った。

「七味五悦三会」という言葉があります。「1年の間に七回くらいは美味しいものを食べ、五回くらいは楽しいこと(悦)があって、三人くらい良い出会いがあるといいものですなぁ」という意味です。

うん、たっぷりあった。

ありがとうございました、出会ってくれて。

ということで皆さん、今年もお世話になりました。
よいお年を。
理力があなたとともにあるように。

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