浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

真夏の夜の

2010-06-06 23:38:40 | DVD、映画
怖い話、ってのにはちょっと早い季節だけど、今日は恐怖映画について考えてみる。

もともと子供の頃って僕、怖がりだったんだよね。肝試しとかすげー嫌だったし、テレビで怖めのアニメ、なんだろな、「妖怪人間ベム」とか?(笑)やってたら見るのも嫌だった。

なんだけど、年々そういうものに対する恐怖が無くなるもんだね。

今では「妖怪人間ベム」もちゃんと観られる。いや、観ないけどね。

たぶん、大人になるにつれて夢を失ってる、ってことなんだろうなぁ。「妖怪人間?そんなのいないしょ」と思っちゃってるんだろう。

そうなるとわがままなもので「たまには怖がりたいなぁー」と思う。そうやって人はホラー映画を見るんだろう。

つーことで最近、ホラー映画なんか見てるんです。でもねぇ、ぜんぜん怖く無いんだよね、これがまた。

なんでかなぁー、と思ったんで考えてみました、まぁ僕は考えることが癖みたいなもんだから。考えるけど論理に穴があるという特徴もあるけどなにお!

まずね、一口に「怖さ」と言ってもいくつかのパターンに分けられると思うんだです。

とりあえず思いつくままに上げてみる。

1、驚き

たぶんいわゆる日本の「怪談」なんてのはこのパターンが多いと思う。つまり「一人で夜道を歩いているとうずくまってる人がいて…大丈夫ですか、と聞いたら…お前だ!!」みたいなパターン。突然、人に「ワッ!」と言うのとそんなに変わりない。
これはまぁ、非常に根源的手法だから、多くの人にマッチすると思う。誰だって突然大声出されたら驚くでしょ。下手したら言葉が通じなくたって分かる恐怖なんじゃないかな。
このパターンの弱さは一回観ちゃうともう驚けないことなんだよね。

2、生理的嫌悪感

たとえば「道端の穴に落ちたらそこには何万匹ものゴキブリがぐにょぐにょ蠢いてて…」なんて映画があったらそりゃみんな怖いよね。怖い、というか「嫌だ」「気持ち悪い」なんてもの。

このところ観た映画で僕が一番怖かったシーンはホラー映画じゃないんだけど「キルビル2」。その中の主人公が生きたまま棺おけに入れられ生き埋めにされるシーン。僕はちょっと閉所恐怖症なんで「閉じ込め」とか「生き埋め」とか怖いのよね~。

こういうのもね、人によっては生理的嫌悪感の恐怖に通じる。

海が怖い人なんかは「オープン・ウォーター」なんか怖いだろうし。

これも生理的なものなんで色んな人に通じる恐怖だろうね。これこそ言葉は要らない。それと何度観ても怖いものは怖いだろうね。

3、痛み

あー、これも根源的なものか。椅子に縛られて足をチェーンソーで切られる、とか。「HOSTEL」みたいなもん。つーかこれ「怖い」っつーよりは「痛そう」ってことだよなぁ。

4、理不尽さ

これちょっと説明難しいんだけど僕はこういうのはちょっと怖い。あのさ、「ミッドナイト・エクスプレス」みたいに自分の話がぜんぜん通じなくて理不尽に刑務所に放り込まれて逃げられない…、みたいな。「あーなんかそういう状況になったら嫌だなぁ」と思うんだよね。


恐怖のパターンはこんなもんかなぁ。

こう考えてみると「最近、怖い映画ないなぁ」と思っちゃう理由は最近見てる映画のパターンが「驚き」のパターンが多いからかも知れない。

たとえば怖いと評判だった「パラノーマル・アクティビティ」もこないだ見たけど、結局「驚き」のパターンでした。
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確かにそりゃ最初見て「うわっ!」と驚きましたよ、でもそれが怖かったかといわれると違うと思うんだよね。そんなん、映画っつーよりびっくり箱つうかお化け屋敷みたいなもんで、それだったらぶっちゃけ登別伊達時代村の夜のお化け屋敷のほうが怖かったよ。

関係ないけど、登別伊達時代村って今はどうか知らないけどそのとき、夜に村全体を使ってお化け屋敷やってたのね、あれ怖かったよ~。マドモアゼル唯先生カップルと杉野(実名)カップルと行ったんだけど僕だけ一人だったから(すいませんね)手を繋ぐ人いなくてすげー怖かった。

結局、僕が一番「怖い」と思うのは「理不尽パターン」なんじゃないかと思う。「ミッドナイト・エクスプレス」なんて今だに「ありゃー怖かった」と思うもん。
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上記のパターンに加えて大事なのは「ありそう」と思えるかどうか、もうちょっとちゃんと言うと「感情移入できるかどうか」だと思う。

どんな怖い話でも「これは自分の世界の中では起こりようがないな」と思っちゃうとそれはもう「お話」だから別に怖くない。「ああ、こんなの自分にも起こりそうだなぁ」と思えるかどうかが大事。

三宅隆太という映画監督が「主人公が赤いギターを背負って出てきただけで怖くない。自分は赤いギターなんて背負わない、と思っちゃうから」と言ってたけどそういうこと。

そう考えると前述の「パラノーマル・アクティビティ」に僕が感情移入出来なかった理由も分かる。この映画、筋としては「同棲しているカップルの家で尋常ならざることが起こる」ってことなんだけど、その「家」がめちゃくちゃ豪華なんだよね、ベッドルームが3つくらいあるような。主人公は若いんだけど「仕事巧く行っているとは言えこんな若い人がこんな豪華な家住むかね?」と思っちゃうんだよね。

根性が悪くて申し訳ないけど「あー悪霊ですか、大変ですねー。でもこんな豪華な家住んでんだからそれくらい我慢したら?」と思っちゃう。

たとえば「ジョーズ」だったらさ、誰だって海水浴はするわけで、そりゃ鮫の出る海域なんてあんまり行かないだろうけど、それでも「もしかしたら…」と思えるわけでね。

そういう条件を整えようとすると恐怖映画ってのは難しいですね。




なーんてこと考えてて「ああ、そうそう、あれは怖かったなぁ」って思ったビデオ思い出した。

ちょっと下品な話になって大変恐縮なんですが、5、6年前かな、えーっとアダルトなビデオ観てたんですよ。さーせんね。そのシチュエーションは彼氏のいる女性を引っ掛けちゃうようなシリーズで。

その女性は彼氏とは結婚しようと思ってるけど、お金も欲しいしそういうのも嫌いじゃないし、、って感じでそういうビデオに出た、と。

当然、そういう行為に及ぶわけだけどその正に真っ最中にね、男優から「カメラに向かって彼氏になんか言ってごらん」と言われて、女性が言うんです。

「あなたとの時、こんな声出したこと無いでしょ?」



こわーーー!

もし僕が彼氏だったらこりゃもう立ち直れませんわ。

「リング」のビデオよりこっちのほうがよっぽど怖いです。

で、これはどの恐怖パターンなんだろうね?

エスニック風

2010-06-04 00:22:50 | 食べ物
ちょっと前まではしっかり自炊してお弁当まで作って、、ってやってたけど最近やってないんですよね~。

だって出張多いんだもん!

5月なんてGWあって営業日自体そんなに多くなかったのに10泊はホテルですよ。

はいはい、言い訳です。

つーことで今日は久々に自炊。ネットで見つけた「炊飯器で簡単!アジア風鶏めし」に挑戦。

はっきり言ってめちゃくちゃ簡単で旨かったので自分が再挑戦するためにもレシピ細かめに書いときます。

まず米を研ぎます。すいません、うち米用の計量カップが無いので普通の計量カップでやってます。なんで米は200cc。

で、そこにににんにくすりおろしとしょうがのすりおろしを少々。それと鶏がらスープの元小さじ2杯。それに米と同量の水。

んで、その上に鶏モモ肉一枚。下ごしらえとして鶏モモは好みなんですけど僕は皮を外してます。

なんかさー、蒸し鶏とかのグニュギュニュした皮あんま好きじゃないのよね~。やっぱ皮はパリッとしてないと。

鶏モモは適当にフォークでぶすぶすさして塩をすりこみます。塩は軽く。二振りくらいかな。僕はクミンパウダーを少し振り掛けましたがそういうのはお好みで。(これが結果的に超エスニックになって美味しかったけどね)

米の上に鶏肉おいて炊飯器のスイッチオン。

炊飯器さんに任したら後は適当。

そろそろ炊けるかな~、ってタイミングで付け合せとたれの準備。

【タレ】(この分量ちょっと多目。二人分にピッタリくらいかも)
ラー油小さじ2、ナンプラー小さじ1、青じそドレッシング小さじ3、この辺から適当(笑) レモンしぼった汁多目、オイスターソースちょっと、醤油少々、それと頂いたハーブソルト適量。そこに万能ネギ。

それを良く混ぜときます。

【付け合せ】
ま、適当に野菜が食べられればいんですが。

今回は水菜とピーマン。

鶏モモ肉から外した皮を小さめに切ってフライパンで炒ります。油がかなり出るのでペーパータオルで拭きます。
皮がパリパリになったら一度フライパンからおろし、出た油で細切りにしたピーマンを炒めます。いたまったら切った水菜投入。水菜は生でも食べられるから油回ったくらいでOK。そこに炒めた鶏皮inぬ。


ご飯が炊けたら鶏モモを取り出し一口大に切って、ご飯と付け合せと共に皿に盛ります。
ご飯と鶏モモに適当に万能ネギかけました。


でっきあっがりー♪

もうちょっと赤目の野菜、ニンジンとかあったら彩りきれいだったね。ニンジンがあれば細かく切って炊飯器に一緒に入れとけばいいのかも。

これね!ご飯に鶏の風味ついてて旨いし、鶏モモはふんわり柔らかく炊けててうまいよ♪この鶏のふんわり感はびくーり。

適当に作ったけどタレが異常に旨し!

あと思いつきで使ったクミンパウダーOK。すごくエスニックな感じがする。

ご飯2合にして鶏モモ2枚にしたらちょっとした一家で食べられますね。

僕んちはご飯がちょっと余ったので明日のお弁当にします。

誰しも持ってる恋愛に関するいくつかのセオリー

2010-06-01 20:11:48 | 日記
どうも、恋愛チャレンジャーです。(ここ数年チャレンジングなことはしてないことは断っときますが)

非常に面白いのは、どんな人でも何らかの「恋愛理論」と言えるセオリーあるいはジンクスみたいなものを持ってることなんだよね。

たとえば、あくまでたとえば、だけど、「彼氏と別れたばかりの女性は落としやすい」とかさ。

そういう話にこないだ飲んでてなったんです。まぁ飲みながらの話なんで与太話なんだけど「●●県の男性は…」とか「O型の女性は…」とかね。

そういうのってもちろん同じ血液型の人がみんな同じ性格ってわけじゃないんだけど。

僕の(数少ないささやかな)経験から言うと非常に結果論だけど、AB型の女性とはあまり巧く行った覚えが無い。(僕はO型) O型、A型の女性とは結構いい感じにはなるんだけどね。

まぁそういう話しててさ、一人が「生まれた土地も血液型も恋愛には実はあんまり関係ない。非常に重要なのは『兄弟構成』だ!」という新理論を発表した、ビールが焼酎に変わったあたりでね。

ほう、それは新しいね、と聞いてみたら。

巧く行くパターンと言うのは「自分の兄弟構成と反対で更にそれと反対の年齢」とのこと。いや、よくわかんないんだけど。

つまりね、男性が末っ子だとしたら合うのは長女、更に年下の長女がいい、男性が長男だったとしたら相手の女性は年上の末っ子がいい、とのこと。

何でかというと「兄」(年下)-「末っ子」(年上)のパターンで言うと、長年育って来た「兄」という環境が一番居心地がいい、だから相手が末っ子だと気が合う。でも気が合うだけだと物足りなくなってくる。そのとき、相手が年上だと甘えることもまぁ出来る、、から良い、というもの。

うーん、確かになぁ。

僕は妹が二人いる長男なんだけど、やっぱり交際相手として居心地がいいのは末っ子の女性。

自分が数十年間、「兄」として存在してきたせいでやっぱり常に「兄」としての位置が楽なんだよなぁ。

(ちなみに男友達だと結果的に一緒にいて楽なのは「長男」。大学の頃、ふと気づいたんだけどドッピオさんもつよしもマドモアゼル唯先生も長男だったんだよね。)

なんてことを考えながらこの恋愛理論を「ふむふむ」と聞いてました。

血液型などと比べてこの理論が説得力があるのは「人間はやっぱり生まれついての要素より、育ちのほうが人格形成に影響が大きい」という主旨だからなんだよね。

なるほどなぁ、と思ったんだけどその人の次の理論で「いーやそんなことは無い!」と猛反発。

その人が言うには「長女-長男の組み合わせもまぁ合う。長男長女同士は我慢強いので。だけど末っ子-末っ子は合わない」というもの。

それは違うね。

だってうちの両親は末っ子-末っ子だもん。父は3人姉弟の末っ子、母は5人兄妹の末っ子。更に父の両親も母の両親も末っ子-末っ子。

だから、うちの下の妹は「私は三代続いた末っ子だから!」と豪語している。

で、今度下の妹が結婚する予定の相手も末っ子。