浅草文庫亭

"大哉心乎"
-大いなる哉、心や

大阪の夜

2006-02-16 22:24:19 | 食べ物
大阪出張で人とご飯を食べようと会社の近くを歩いていて飛び込んだ店。
鉄板鍋 きのした
てっきり「鉄板焼」だと思っていたら鍋でした。薄い鍋にキャベツ、ニラ、もやし、ホルモン、豚バラが入っている。追加で餅とかラーメンとか、他のお肉もOK。


おいしい。サービスも良かった。鍋が寂しくなってくると「追加いかがですか?」とか言ってくれるしね。こういうの大事。

大阪の素朴な疑問は、
①なんで駐車場のことを「モータープール」というんだろうね。
②ジューススタンドがたくさんあるのはなぜだろう。

まぁこれもおいしいんだけど。
コメント (4)
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生協の白石さん

2006-02-16 18:44:18 | 
東京農工大の生協で、学生からの「ひとことカード」に愛を持って答えている返信…という説明が必要ないほど有名だと思いますが。


もともとネットで知っていて、面白いなぁと思っていたんだけど、ま、買うほどでもないかと思っていたんだけど、ある人がこの本を「別な視点」で読んでいてちゃんと読んでみるか、と思った。

別な視点、というのは、普通この本はある種のユーモアと心温まるコミュニケーションの記録としてみな楽しんでいると思うんだけど、もうひとつの視点として、非常に崇高な仕事観の記録とも思える。
一言カードへの返信、という仕事はそれ自体で飯を食っていけるわけではないし、その業務がなくなったとしてそんなに困る仕事ではない。だから普通の人は単なる事務連絡としてこなしているのではないか。でも「白石さん」は違うわけですよね。白石さんはこの仕事を「学生を勇気付ける」とか「どんな質問であれきちんと答えたい」とかそういう他の人とはちょっと違う視点で捉えていたのではないか。だから面白いのだと思う。
読んでふと、思い出した言葉が「誰にでも出来る仕事を与えられたときこそ、誰にも出来ないようにやりなさい」という言葉。(誰の言葉か忘れたけど)
どんな仕事をしててもその仕事にどんな志を持っているかでぜんぜん違うし、時に感動を与えられたりもすると思う。

話はちょっと変わるけど、「バンビ~ノ」という漫画の話。イタリアンレストランが舞台の漫画なんだけど、ここにウェイターが出てくる。このウェイターが今日のお勧めを説明するシーン。まるで唄うかのように身振り手振りを交えて説明して、当然聞いているお客さんは「ごくり」と生唾を飲む。単に今日のお勧めを説明する、というだけでも、「つまらない説明」と「生唾を飲ませる説明」があると思う。

たぶん、その違いは「仕事をしている今の自分はステージに立っている」と思うかどうかだと思うんだよね。もっと言うと「仕事を通じて自己を表現しているかどうか」。生協の白石さんは確実に「一言カード」で自己を表現しているんだと思う。

そう考えると、日本武道館で1000人のお客さんの前に自分の歌を歌うのも、ディズニーランドで自己表現としてごみ掃除をするのもあんまり変わらないんだよね。



ということを考えた星五つ★★★★★
コメント (2)
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