ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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ルネ・シマール物語⑨天使の声

2006年11月05日 | ルネ・シマール物語
 ケイブンシャのニュー・ソング・ブック臨時増刊号スーパーアイドル ルネ」は、現在でも私ルネ・コレクションであり、宝物です。

 その中から、特集記事「ルネ・シマール物語」を紹介したいと思います。

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天使の声

 東京音楽祭で、グランプリと、フランク・シナトラ賞をとったルネは、突然、日本でもアイドルになってしまいました。テレビで見ていた何万の人々が、ルネのファンになってしまったのです。http://www.youtube.com/watch?v=cYgrp-sERYs

 各テレビ局、ラジオ局から、出演の申し込みが殺到、雑誌社のカメラマンも、ついてまわりました。もちろん、スタジオから帰ろうとすれば、ファンがルネを囲んで、車にたどりつくのがやっとというありさまでした。

 ルネにとって、日本で発売されたレコードが、最初の海外進出でした。ヴァカンスではアメリカやヨーロッパに行くことも多いルネです。日本に来る1週間前には、パリで遊びました。でも国外でヒットを出すことは、初めての試みなのです。この第1歩の成功で、今年中に、フランス、アメリカ、スペイン、イタリアで、ルネのレコードが発売されることが決っています。

 グランプリを受賞したルネに対して、カナダからは、大統領自らの祝電が送られました。また、日本のカナダ大使館も、その建国記念日の7月1日のパーティーに、ルネ・シマールを招待しました。これは、大使館始まって以来の出来事です。大使をはじめ、多くの大使館関係の人々の中で、ルネは「ミドリ色の屋根」を歌いました。「天使みたいよ」思わず大使夫人の口からこんな言葉も出ました。少しも憶することなく、そして、小さな紳士よろしく、大使夫人と握手しました。

 ルネは、たとえ13才でも、もう立派な芸人です。どんなに疲れていても、どんなに大勢の人の中でも、そばかすだらけの顔にスマイルを絶やしません。喉に悪いという理由で、歌う前には、決してアイスクリームも、コーラも飲もうとしません。

 男の子は、声がわりという時期をひかえ、大人になっていきます。ルネの声も変わるでしょう。でも、彼は、その時期にそなえて、音域を変えたり、新しい傾向の歌を集めたりしています。少年のルネから、青年のルネに。そこには、きっと、また新しいルネの魅力が生まれることでしょう。

 7月14日、ルネを乗せたカナディアン・パシフィック航空機は、カナダに向かいました。モントリオール空港には、トリュドゥ大統領が、今や世界のスーパー・アイドルになろうとしているルネを出迎えています。
 ヴィヴァ・ルネ

※過去ログより

♪カナダ大使館蔵「小さな大使」
 http://green.ap.teacup.com/rene_simard/8.html
♪ルネ・ファースト・コンサートに寄せて
http://green.ap.teacup.com/rene_simard/22.html
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