ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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ルネ・シマール物語⑧美しい星

2006年11月03日 | ルネ・シマール物語
 ケイブンシャのニュー・ソング・ブック臨時増刊号スーパーアイドル ルネ」は、現在でも私ルネ・コレクションであり、宝物です。

 その中から、特集記事「ルネ・シマール物語」を紹介したいと思います。

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美しい星

 ルネ・シマールが日本に来るまでには、もう1つ、おとぎ話のような偶然があります。1973年6月末、パリのマキシムで、「美しい星」という、ユニセフの歌のプロモーションの、カクテル・パーティーが開かれました。この曲は、日本の作曲家で、音楽出版社とレコード原盤製作会社を経営する、村井邦彦氏が作曲したものです。このカクテルも、村井氏によって開かれたものでした。

 カクテル・パーティーは、「美しい星」がフランスで、ポピーズという人気グループに歌われ、レコード化されたことの記念パーティーでした。古垣前仏大使をはじめ、バークレイ・レコード会社社長のエディー・バークレイ、その他多くの関係者、ジャーナリストが出席しました。その中に、カナダ人、キャロル・ミュージックという音楽出版社のクリスチャン・ルフォールがいたのです。ルネのヒット曲のうち、10曲余りを管理しているクリスチャンは、この曲がルネに向いていると判断して、すぐにカナダに連絡しました。

 「美しい星」は、明日をになう世界の子供たちのために、美しい地球を築いていこうという、日本ユニセフ協会の歌です。日本でも、森山良子赤い鳥などのグループが、この歌を歌っています。

 そして、ルネも、クリスチャン・ルフォールから送られたポピーズの歌を聞いて、この歌を選びました。

 ルネの「美しい星」は、発売後、他のルネのレコードと同じように、わずか1週間で、15万枚以上の売り上げを記録しました。

 このニュースは、モントリオールから、東京へ、作曲家の村井邦彦氏のもとへ、すぐに伝えられました。村井氏は、間もなく送られてきたルネの「美しい星」のテープを聞いて、次の東京音楽祭に、ルネの歌を書くことに決定し、自らの会社から、プロデューサーをモントリオールに送りました。そこで、レコーディングされた歌が、「ミドリ色の屋根」です。この歌が、東京音楽祭参加曲数百曲の中から、カナダ代表に選ばれたことは、付け加えるまでもないことです。

※過去ログより「美しい星」
 http://green.ap.teacup.com/rene_simard/19.html
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