柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

お墓まいりで感じること

2022年06月03日 | 私の半径100メートル
私の家から徒歩10分のところに私の実家のお墓があります。
東京暮らしだった両親ですが、母方のお墓を守る後継者がいないので、せめてもと同じ寺院墓地にお墓を求めました。
牡丹が綺麗に咲くお寺です。
いつも隅々までお掃除が行き届いて門を入ると清々しさを感じます。
お墓の風景から、亡くなた家族を思う温かい気持ちが察せられます。

「自分のお葬式はいらないが、もし家族が亡くなったらお葬式はしたい」というアンケート結果がありますが、お墓も同様で「心のよりどころとしてお墓は必要」という声が多くあります。
理由は双方とも家族を失った者として「供養がしたいから」ということです。

遺族ケアをしていると、家族を亡くした人にとって「お墓」はかなり重要な場所であることがわかります。お墓参りの頻度がとても高く自分の務め、と言いうより生きがいになっている方もいました。
時が流れるとお墓まいりの回数が減ってきますがお参りした後のホットする気持ちは何年たっても変わりません。

もう一つ、お墓参りで感じることはお寺のご住職夫妻のお人柄です。
いつも声をかけてくださり、お茶や小さなプレゼント等のおもてなしを受けます。
どなたにも分け隔てなく接して下さるのを見ると、故人に対しても同じような心で守ってくださるのを感じます。
両親がここにお墓を立ててくれたことを感謝しています。

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