柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

死んだらおしまい、ではなかった

2011年09月28日 | 生前
毎週、生協の宅配を利用しています
生活の常備品が、家に届くので
とても助かっています

買物のカタログの中で、ふっと目が留まった処がありました
本の紹介のページですが
「死んだらおしまい、ではなかった」
という題に、興味津々

早速、購入しました

浄土宗のご住職が
ご遺族から「成仏するんでしょうか?」と質問されたのがきっかけで
「何とか故人の心や気持ちを汲み取りたい」と
必死で心を研ぎ澄まして葬儀の読経をあげたら
少しずつ「なにか」を感じ取れるようになり
葬送した人2416人の故人データーを整理して
葬儀の時の故人の状況や言い分をまとめた本でした

人は死んだことを気が付かない人が多い
自分の葬儀を見てだんだん死んだこと受け入れていく
死は体と心が別れること
体はなくなるが、心はずっとある

死んだばかりの人は生きていた時の個性がそのまま残っている
優し人は優しく、我儘な人は我儘に
そして未練がましい人はなかなか成仏できない
この世の未練が無くなったった時、成仏をしていく

だから、生きているときの生き方が死んだ時にも大きく影響する
と書いてあります

また葬儀や法事が何のためにあり、どうすべきかがまとめてあります

お通夜、お葬式、年忌法要等の儀式は
本人にあなたは亡くなった、と繰り返し繰り返し教える為にある

故人を想い偲ぶことが大切な供養になる
こうしてあげれば故人が喜ぶのではないか、ということを実行することが供養になる
等々

大きめの字で、とても解り易く書かれています
ページも少ないので
あっという間に読み終え、あっけない気もしましたが
読み返してみると
簡単な言葉でとても明瞭に、大切な生き方が故人と遺族との両面で
書かれています

興味があれば読んでみてください




死んだらおしまい、ではなかった
大念寺住職 大島祥明著
PHP研究所出版
1000円





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