柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

【遺族会】と【終活の会】ができました!!!

2012年11月18日 | 生前
葬儀後のアフターケアは大事です
遺族にとって、葬儀を出しただけで
大仕事を終えた疲労感があります

その後に起きる諸手続きは
何とも解りにくい、厄介な仕事です

そのサポートは、葬儀社でもだいぶ手がけ初めました

しかし、ご遺族のグリーフポートに乗り出す葬儀社は
まだまだ少ないです

今日、西東京地区の葬儀社コムウェルさんが
遺族サポートの会を立ち上げました

葬儀後のご遺族の集まれる会を月に1回行います

数か月前に、コムウェルさんからご相談があり
今日まで準備をしてきました

私は平成10年に葬儀社の立ち上げをした時
遺族ケアを一番重視していたので
その1年後に「遺族の心を語る会」を作り
毎月1回、ご遺族の茶話会を7年間続けました

そこでは、葬儀後のお気持ちや不安
体調、家事、周囲との違和感、そして
何より淋しさや悲しみを語っていただきました

大切な人を亡くすと、誰でも同じような心境になります
皆、辛い思いを体験します

大勢の涙を、この会で見てきました

そして、大勢の笑顔も
この会では見ることができます

皆さんご自分で心の整理を上手につけられます

1人より、皆といると
それが少しだけ、早くなるようです

葬儀社は
「そんな事をする暇はない」
「そこから仕事にはつながらない」
と言います

実は、そんなに難しい事でもなく
信頼を頂くと、多くの仕事に繋がります

私達はケアの専門家でも、カウンセラーでもありません
大事な家族を送る手伝いをした立場です

ですから、ただ、ご遺族の集まる場所を作っただけです
人としての関わりでお話をするだけです

それ以上は望みませんし
それ以上を期待されても困ります

でも集まったご遺族は
ご自分たちで悲しみの手当をされています

それでいいのではないでしょうか

ご遺族の集まれる場所作りに関心を持ってくれた葬儀社と
巡り合えたのは、私にとって幸いでした

喜んで「遺族会」のお手伝いをさせて頂きます

この会は遺族サポートだけでなく
地域の人々へ「エンディングへの学びの場」も同時に作りました

そして楽しみを発掘していただくために
カルチャー体験教室も開きます

ご遺族も、元気になられると同時に
学び、楽しむ講座への参加もされるようになるでしょう
そして友達作りもできるかもしれません

高齢になると世間との接触は
機会も減り、また面倒になるものです

自然に周囲と触れる時間が持てればいいなー、
と願っています



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