柴田典子の終活ブログ「エンディングノート知恵袋」

エンディングデザインコンサルタント柴田典子のブログ。
葬儀に関わらず「賢い老い支度」として終活全般のお話もしています。

喪服もおしゃれに

2008年07月23日 | 喪服もおしゃれに
本日はポンポンダリアさんのご要望により喪服についてお話しましょう。
と言っても、葬式のマナーに書いてあるような内容ではありません。
私が「いいなー」と考えてる喪服の話しです。

喪服を探すには「フォーマルドレス」の売り場にいきますか?
そこなら、沢山ありますね。オールシーズン型が多いでしょう。
実際には、夏に着ればかなり暑いし、真冬は寒い。
日本のように四季がハッキリしているとオールシーズンは
チョット無理があるでしょ。

私は仕事柄と言う訳でなく、元々、黒っぽい服が好みなので
お葬式に行くのには、そのまま行けちゃうんです。
あえて、喪服として買ってないんです。

それに、会葬者として行くなら黒にこだわりません。
グレーでも紺でも気にせず出かけます。

例えばグレーのジャケットに黒のスカーフを巻いたりして
それらしく装います。

便利なのが黒のコサージですね。
これをつけるだけで、喪に服しているように見えます。

夏に黒のパンツに黒以外のタンクトップを着ていても
黒の薄く透けてるジャケットを羽織ればとてもステキな喪服になります。
これも便利です。

もう一点、優れものがあります。
黒のレースの手袋です。
特に夏、半そでの時は手に持つだけでも、それ様に見えます。

だから、出先からでも気にせずお葬式には伺います。
但しアクセサリーは外します。

男性も、同じように考えて大丈夫じゃないですか。
ジャケットに黒のシャツとか
ポケットチーフを黒にするとか。

ただ、間違えやすいマナーを紹介しておきます。
男性が普通のスーツに黒の腕章をつけて参列する人がいますが
あれは、親族がつけるための腕章なんです。会葬者がつけてはダメです。

よく「通夜は急な知らせで駆けつけるのだから喪服でなくても構わない」
と言いますが、告別式も同じだと思うんです。
仕事の途中で、葬式に出る人も多いでしょう。
時間を割いてでもお別れに来た「気持ち」が大切なはず。
洋服は黒にこだわらなくても大丈夫です。

私は、親族用として
夏には黒のレースのワンピース(ノースリーブで涼しい)
真冬には黒のアルパカのスーツ(驚くほど温かいです)を用意してます。
両方とも普通の洋服売り場で買いました。
だから、普段にも愛用しています。

「喪服は何年ぶりかで着た」と言う方が多いんです。
「確か、喪服はあったぞ!」って思って、当日着たらピチピチ。
自分が太った事をすっかり忘れてる。

ボタンがとれてたり、裾がほつれていたり・・・よくある事ナンですよ。
気をつけましょうね。

最後に「黒のネクタイが見つからない」と困ったら
駅の売店に行くと売ってますヨ!!!



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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
新しい提案!! (ポンポンダリア)
2008-07-23 08:29:24
さっそく記事を書いていただいてありがとうございます。
なるほどお!!!
すごい、参考になりました。
黒いコサージュを買いに行く自分が目に浮かびます。
欲しくなっちゃいました。(笑)

この柴田さんの記事は、喪服に対する新しい提案だと思います。
言われてみればその通りなんですが、お葬式というと構えてしまいます。会葬者であっても、喪服じゃないと失礼なのかどうか、漠然と疑問を持ちつつ、誰にも聞かないで過ごしてきました。

柴田さんの、あやふやな常識にとらわれない、お葬式の本質をきちんと確認していくような
そんなお仕事のお手伝いができたら、
やっぱり面白い!!!
やっぱりわくわくします。
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Unknown (shibata)
2008-07-23 22:04:06
いつも、いいところに疑問を持ってくださるので、刺激的です。
これからも宜しく。
程よい刺激をお願いします。
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目指すところ (バンビーノ)
2008-07-24 10:15:49
喪服って本当、冬は寒いし、夏は暑いしで本当に最悪でしたが、思いがあれば何を着てもいいのかもしれませんね。

葬儀以外にも、いろいろな疑問いっぱいありますよね。
形式にとらわれず、いろんな方向から考えるって大事なことですよね。
私は、形から逃れられなくて、なかなか新しいことが出来ないけど、硬くなった頭を少しずつ柔らかくしていけたらな~
私の課題です。
ボンボンダリアさんを見習わなくてはね。

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