つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

最優先課題、道徳教育

2017-08-27 | Weblog
倫理を忘れた人達は、何も頭が悪いわけではない。
社会通念上、不倫はいけないことであるといいつつも、
不倫報道が絶えなくあるのは、荀子の性悪説にうなずく。
人の本性は悪であり、善のように見えるのは偽りであるとするものである。
頭の良し悪しにかかわらずに、
誰にでも起こりうることであるために、そう思う。
しかしながら、孟子は性善説を唱え、不善となるのは欲におおわれるためだという。
これもまた、頭の良し悪しにかかわらず、誰にでも起こりうることであるために、そう思う。

学識豊かにして、地位と名誉と金がある人ほど倫理観に欠けている報道が目に付く。
英雄色を好むとも言われて、何やら憧憬と畏敬の念を持って仰がれる存在にして、
倫理観欠如である。だから、
味方多くしても、悉く忌み嫌うものがいたりする。
多くに好まれても、最愛に嫌われたのでは元も子もない。
道徳観念なくしては、なにもかも最悪になるだけである。
現代はその時間線上をひた走っている。
末期症状が見て取れる。
道徳教育こそ人間の最優先課題である。
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心を摩け

2017-08-27 | Weblog
仏陀は訓えた。
「サイの角のように一人で歩め!」
年老いて、孤独に死んでいく人をかわいそうと思うものだが、
人は誰でも一人で死すものである。
老人になって、友達がいなくて寂しいなどと思わなくてもよい。
一人であることが理なのであるから。
心の在り方を、理に適い老いることである。
心はエネルギーであり、エネルギーは法則の自由によって不滅である。
だから、
人の常とする識にとらわれずに、知恵をつけて思うことである。

妻があれば、妻よりも早く死にたいと思うのであれば、
妻を大事にすることである。
妻があり、妻より長く生きたいと思うのであれば、
妻をいじめて暮らせばよい。妻は、あなたよりも早く死ぬ。
妻が早く死んだあと、あなたは苦しむ思いを受ける。そして、
”憎まれっ子世に憚る”で、長生きするあなたを苦しめる。
苦しくて死んでしまいたいと思っても、死ぬに死ねないものとなる。
そうして、病んでやっとの思いで最期を迎えても、
苦しんで死ぬものは、死後もまたそのまま苦しい世界となっている。
縁起の法則でもあるためである。
自然は、何をかいわんや、日常をもって、
あなたに道理を見せつけている。
見るも見ないも、知るも知らないも、あなた次第にあるものである。
自然は、縁起の法則である。善悪というのはなく、
ただ回っているのである。故に、
どう覚り、人の思いにある善悪を、自然の道理に結びつけることができるのか、
すべて自身の自由である。自由がエネルギーの根本性質であるために。

自由を束縛する者は、不自由になるものである。



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