つらいと思う日々に

いたずらにわが身世にふる・・・

2013-07-22 | Weblog
般若心経は、大乗経典を代表して語られているもので、
簡潔に要点だけが述べられ作られている。大衆に説かれたものであるために難解であってはならない。
その文字は、一字一句意味をもって作られているもので、そのために、文字の意味を知識だけによって解釈してしまうと
惑わされてしまう。それを察して、くれぐれも惑わされることのないように、正しく解釈して下さらんことを願って、
序文として開経偈が付けられている。
言葉の意味を解釈するのは心の自由である。
心は自由であるために、臨機応変に対応できるものである。
このことをよく理解して、心経の文字に迷わされてしまわないことである。
心経は、決して否定の経典ではない。
自分が生きていることは幻ではないのである。

般若心経が正しく理解されなければ、他のすべての経典を理解できない。
法華経もその中の観音経も正しく訳すことができなくなる。荒唐無稽となってしまう。

経とは、横文字である原文を縦文字である漢文に訳したものであることを示している文字である。
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