38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

3段弁当で、校内遠足。

2006年05月10日 | 農と暮らしの日記
おひさまは姿を見せず、雨の朝。
渚はあいにくの「校内遠足」に、リュックを背負って出かけていく。好物を詰め込んでもらった弁当箱は3段重ね。お友達らはきっと”箱菓子”わんさかであろう「おやつ」はといえば、近所のおばちゃんにもらったキャラメルが2粒残っているの、とか、おばあちゃんにもらったおせんべい、とか、お父さん(僕)が前夜に引っ張り出してきたブラックチョコ3粒(ラップに包んだの)、お母さんが焼いてくれたクッキー、なんかをうれしそうに持っていった。

「わざわざおやつ買いに行くって、変だよねー」と渚。
その通りだと思うけど、遠足くらい箱菓子でもいいだろ。僕たちの頃は学校から「300円以内」とか言われて「以内って、ちょうども入るん?」という時代だったのだが、最近は「自分で食べられるだけ」というような指示になっているそうだ。

午前中は、薫と一緒にハーブ類の種播きなど。
温室内はご覧の通り(写真)、満員状態である。(定植に向けて先日出した茄子も、雨続きの予報を受けてすぐにまた引っ込めました。)午後、小降りになったので、畑の見回りを兼ねて畦際の草刈りを少し。ぼかし肥の仕込みその他、あれこれの事務作業。

渚は元気に帰宅し、遠足の報告。
1年生と一緒に校内探検をし、お弁当も一緒に食べたそうだ。

明日は午後から晴れる予報。
来週にかけても雨模様のようだが、トラクタをちょっと入れられる程度に畑が乾く合間がほしい。
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葱の除草、始まる。

2006年05月09日 | 農と暮らしの日記
先週金曜以来の太陽。
雨水をたっぷり含んだ大地が、湿気を発散する。

午前中、畑の畦畔付近を草刈り。
とくによその畑や家と隣接しているところや道路際を優先して、根っこを土ごとごっそりと掘り起こしてひっくり返しておく。

午後、葱の除草を開始。
葉葱と太葱を織り交ぜて4月の頭にいくつか播いた苗が5~10cm丈に育ってきたが、草も追いかけてきている。手で草を取り、軽く土寄せしてやる(写真の右手が除草済み、左がまだの部分)。「無農薬は大変じゃろ」。隣のキャベツ畑のおじさんだ。「すいません、草ぼうぼうになってきてしもて」と応える余裕があるのは、午前中に境界の畦を草刈りしておいたから。よかった……。

師匠の相原さんと電話で少し話す。
昨年、10か月にわたる通いの研修でお世話になった神奈川県藤沢市の有機農家。関東地方も天候不順で、果菜の定植が遅れ気味とのこと。この「相原農場」からは多くの先輩たちが巣立ち、全国各地、様々なかたちで農に取り組んでいる。研修で多くのものを得ることができたが、そういう方々がつながっているという「心強さ」みたいなものも、いまの自分の大きな後ろ盾になっていると感じる。

予報では明日からまた週末まで雨続き。
雨雲の下でできる仕事を着実に、一歩ずつ。
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小松菜、春菊、青梗菜。

2006年05月08日 | 農と暮らしの日記
連休明けの月曜日。
雨は上がったが、空は雲が覆い、山には濃い霧がかかる。

温室内でオクラの播種。
前夜から水に浸しておいた約300粒を3粒ずつ小さなポットに播く。5月中に1本立ちにして、約100株をそのまま畑に植える予定。僕の使わせていただいている畑の多くはだいたい20m前後の畝ができるので、株間45cmほどで2条植えにすると、どこに植えても大体ひと畝ぶんがこれでできあがるという計算。

葉ものの畑から、自家用にいくつか収穫。
小松菜はほぼ仕上がり、春菊は間引き菜、青梗菜(チンゲンサイ)は小さいのに花が咲き始めているものがある。

明日は少し晴れ間が出る予報。
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温室は、五月の雨音。

2006年05月07日 | 農と暮らしの日記
昨夜からの雨が続く日曜日。
温室内を大幅にレイアウト替えし、初夏の作業に備える。

茄子の苗を温室の外に出す。
ようやく蕾(つぼみ)もできてきたので、定植に向けて外の環境に馴らせるため。これで空いたスペースを使い、ピーマンや第二シリーズのトマトのポットをゆったりと広げてやる。現在、温室内にはこのほか、かぼちゃ、胡瓜、ゴーヤ、西瓜、モロヘイヤ、さらに第二シリーズの茄子とピーマンなどの苗が育っている。

朝7時から2時まで作業したが、雨はやまない。
ひとりの昼食は、間引きべか菜のスパゲティ。FM愛媛では山下達郎が古い曲をあれこれ流している。

午後、家族が松山から帰ってきた。
あいにくの雨模様だったが、大修理中の松山城、道後温泉本館、市電(ちんちん電車)、大街道など小説「坊ちゃん」誕生100年の県都をそれなりに楽しんできた様子。

昭和の日の地区運動会から平日2日を挟んで9日間のGWも終わり。
天気に恵まれ、畑の仕事もまずまず進んだ。明日からの晴れ間も長くは続かない予報。優先順位の判断を迫られる5月になりそうだ。
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立夏、人参除草終了。

2006年05月06日 | 農と暮らしの日記
今日も朝から晴天。
滞在中の義母を含めて家族は道後温泉に出かける。

夕方から雨の予報なので、畑の仕事を進める。
先日来続けていた人参の除草をようやく完了。その他、牛蒡の除草、昨日植えたトマトの誘引、枝豆の播種、サニーレタス類の除草、移植用の床土ふるい……などなど。

18時前に雨が降り始める。
FMでゴンチチの世界の快適音楽セレクション

雨は明日日中続くとの予報。
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子どもの日、里芋。

2006年05月05日 | 農と暮らしの日記
今日も朝から天気がよい。

午前中、里芋植え付けの第二弾。
4月中に種芋がうまく手配できなかったので、ちょっと遅いけれど、この時期になんとか追加植え付けして予定量を確保できそう……というところの本日の植え付けである。

今日は渚を助手に伴っての作業。
種芋の確保に計画以上の資金がかかってしまい、今年は来期の種芋確保というつもりで、あれこれの品種を植える。最初は僕がひと株とばしに植えて、その間を渚に植えさせていたが、どうにか植え方も大丈夫そうなので植え付けは渚に任せて、僕は追いかけて鍬で覆土する係りに専念する。

正午も過ぎ、気温が予想以上に上がる。
ややオーバーヒート気味の12時半、植え付けおよび覆土終了。ふたりしてヘトヘトで家に戻り、待ってくれていた薫、真、義母と一緒に遅めの昼食をとる。

午後はカボチャ、胡瓜などの移植。
そのあと、晴れている間に草の生えかけた畑にトラクタを入れる。その間に来客あり。兄の友人で、この小学校区出身で里帰り中の方。畑や温室も見ていただく。

五月五日は子どもの日。
麦畑の向こうに、クレーンに吊り下げられて鯉のぼりが泳ぐ。
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トマト定植、感慨深く。

2006年05月04日 | 農と暮らしの日記
午前中、トマトの定植。
2月中旬、西条に帰ってきて最初に播いた種のうち、今日は大玉と中玉あわせて約100株。研修先の相原農場(神奈川県藤沢市)でやったのと同じように、午前中、水をはった水槽にポットごと漬けて水を十分に吸わせたあと、畑に植える。

この定植は、自分としては大きな区切り。
自分で種を播き、苗を育て、そして畑に植える。すでにキャベツ類はそうして育っているけれど、去年一年間、研修先(神奈川県藤沢市の相原農場)でしたのと同じように育てた(つもり……だけど、まあ同じってわけにはいかなかった)トマトは、ちょっと特別な思いがある(写真はあまり細かく見ないでください。苗が徒長気味……だし、その他もろもろ、うまくできてはいません)。でも、ひと区切り。

午後はカボチャの移植など細かい作業。
今年のGWは好天続きで、ありがたいです。
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水の都、西条散策。

2006年05月03日 | 農と暮らしの日記
憲法記念日は、爽やかな晴天。
早朝、畑の中や畦畔際の草取り。朝食後、温室内のミニトマトを誘引する紐釣りの作業。真が紐を切ってくれ、定植時に張っておいたマイカ線に渚が結んでくれる。

午前中、家族そろってバスで市街地へ。
うちぬき」と呼ばれる自噴水が流れる水路沿いの「アクアトピア」を散策しながら、市役所や裁判所、図書館などのある中心部まで約1時間歩く。江戸時代の陣屋跡にある西条高校の入り口には、野球部の練習試合の日程と結果がホワイトボードに掲示されている(今日は近大付属福岡が来ているそうです)。

少し歩いて、「子どもの国」へ。
児童館プラスαという感じでそれほど大がかりな施設ではないが、西条祭りの屋台「だんじり」や昔の農機具、生活道具などの展示のほか、プラネタリウムも楽しめる。

午後はトマト定植の準備。
予定していた桃の木の畑を耕耘し畝立てしていると、近くの方が通りかかり立ち話。その話の中で、作業中の畝の辺りは昨年、ジャガ芋が作付けられていたことが判明し、トマトは急遽とりやめ。畝立てだけ済ませてから別の畑に行き、日没を前に畝3つぶんだけトラクタをかけ、管理機で畝立てまでなんとか終了。

明日も好天の予報。
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八十八夜、昼は雨。

2006年05月02日 | 農と暮らしの日記
雨は予報より早く、激しく降り始めた。
庭先の旧道を、傘のない小学生がはしゃぎながら学校へ走る。

そんなわけで、温室内で茄子の移植。
第二弾で播いた2つの品種あわせて約100株を、セルトレイから9㎝ポットに移す。土の配合の都合により、どんぴしゃのタイミングより1週間ほど遅れてしまった(僕なりの見立てですが)のが悔やまれる。なんとか丈夫に育ってくれるといいのだけれど。

午後のお茶の時間を過ぎて、晴れ間が広がる。
大阪から訪ねてきてくれた薫の母も含めて、家族みんなで散歩がてら桃の木の畑へ。トマトを定植する予定のスペースを確認する。真はいつもながらノビル採りに忙しそう。

夕食前に、小学校横の畑へ。
29日の雨、30日の晴天、1日の高温、そして今日の雨のち晴れという天気のおかげだろうか、日ごとに見違えるように生育が進んでいる。春菊、べか菜、チンゲン菜はここへ来て急成長、ほうれん草と小松菜は数日中にも収穫可能と思われる。

ただし、このあたりで虫が勘弁してくれれば、だ。
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西条も、28℃。

2006年05月01日 | 農と暮らしの日記
朝から気温がぐんぐん上がる。
昨日「夏まで一直線」と書いたところで、さっそく真夏である。

午前中、もう一つのジャガ芋畑の中耕除草と土寄せ。
午後はトラクタで出動し、昨日の温室内を仕上げたあと、里芋を追加して植える予定の田んぼと、まだ作付計画が決まっていない小さな畑を耕耘。

それにしても暑い。
トラクタに座っているだけでも汗が出る。体を動かす作業じゃなくてよかったと思う一方で、わざわざこんな日にさらにガソリンを燃やさなくても……という後ろめたさも。(「有機農業」と「ガソリン」。これは悩みの大きい問題です。)

東京では30℃を超えたそうだ。
明日はまたもとの気温に戻る予報。
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