38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

直売限定、蕪まびき菜。

2013年03月19日 | 農と暮らしの日記
蕪の成長が著しく、「蕪まびき菜」をフジグラン西条に出荷開始。
平均5~6株を1束150g前後にして98円。白い蕪の部分はまだ直径1cm前後だけれど、葉丈は市販の小松菜やほうれん草と同じく25~30cmくらいになっているので、おひたし、煮物、炒め物、スパゲティなど様々な料理に「葉もの」として普通に使える。市場には出回らない野菜の代表格だろう。
小松菜よりも柔らかく、つんと辛みのある香りが特徴。

蕪の種は手で播いている。
小松菜は少し厚播きになっても地上に空間があれば互いによけながら大きくなっていくが、蕪は蕪としてふくらんでいくだけの余地がないと、葉のほうも生育をあきらめてしまう。だから、小松菜は播種機で播いても、蕪は1粒ずつ、3~5cm間隔で、というか、「30cmの間に10粒までは落とさないように」という感じで播く。こうしておけば、いまの段階で「まびき菜」を収穫、次は「葉つき小蕪」で直径2~3cmくらいのをとって間隔を広げ、さらに春播きは直径5~7cmくらいの「中蕪」まで、秋播きの冬どりなら10cm前後の「大蕪」まで、順次まびくように収穫。
もちろん、すべてが無駄なく「売り物」になる。



火曜、昨日の嵐が去り、ほぼ終日の晴天。
朝:6時過ぎからごはん。
7時半頃に市街に出てフジグラン西条に出荷。蕪まびき菜、菜の花、春菊、プチ・ブロッコリィ、人参、里芋。

午前:畑に出て、昨日の強風で外れたトンネルを掛け直す。
寒冷紗や不織布のずれたところも直し、次の風に備えてピンを増量してさしておく。

午後:温室内で果菜類の移植。
今日はピーマンと唐辛子類を、128穴セルトレイから9cmポットへ。そして、満を持してトマトを播種。今年は時期を大幅に遅らせて、茄子やピーマンより遅めに、気温と地温がしっかりと上がってから定植する予定。



TPP交渉は課題山積のようだ。
「恩恵」の代表例として挙げられていた自動車の関税撤廃が「例外」になるとか。そんなことなら自動車業界は農協以上に声をあげてもよさそうなのものだけれど、新聞を読む限りではさほど盛り上がっていない様子。ということは、「恩恵」もさほどは期待されていなかったものなのかもしれない。

とにかく、農業を「産業」と「環境」としてしか捉えないのは、あまりに視野が狭いと思う。
コメント
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