38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

また大雨、畑はまた浸水。

2012年06月21日 | 農と暮らしの日記
今季最後の小松菜を収穫。
また大雨の予報で明日は畑に入るのが難しくなるかもしれないので、今日と明日の野菜セットに入れる分をまとめて採った。約8kgを地際ではさみで摘み、雨のなか、その場で調製して持ち帰り。何度も書くように、畑仕事のよい点は雨が気持ちよく感じられること。レインスーツに長靴なら、びしょ濡れでも泥だらけでも気にならない。
雨に濡れて気持ち悪く感じたのは、革靴にネクタイ姿だった頃のこと。

小松菜の後方には南瓜がどんどん蔓を伸ばしている。
この小松菜はそもそも南瓜が蔓を伸ばしてくる予定の場所をそれまでのあいだ有効利用(というか草を生やさないように)するために作付けたものだから、収穫が終わったいま、急いでここをきれいにしてしまわなければならないのだけれど、この雨続きではどうしようもない。

今季の小松菜は「ずらし作付け」がまあまあうまくいった。
野菜セットに葉ものを切らさないように、そして、保育園からのまとまった量の注文にも常に応えられるように、しかし一方で生育が速く仕上がりも揃いやすい小松菜は余った時の融通が利かないから(在圃性が悪い)、作り過ぎるのも困る、というわけでなかなか計算が難しい。最後の最後で余裕がなくなり、保育園の注文は少しお断りしなければならなくなったけれど、その辺りはまた来年の宿題に。



木曜、セットは宅配便のみ。
台風4号が去ってすぐ、次の5号が温帯低気圧になって梅雨前線を刺激し、引き続いての大雨予報、未明からしとしと。

朝:荷造り少し、6時からみんなでごはん。
子どもたちは雨のなか登校していき、そして予想通りその直後に警報が出た。

午前:収穫1時間半ほど、セット荷造り。
薫に市街スーパー出荷に行ってもらい、引き続きセット荷造り。昼ごはん。

午後:子どもたちは給食まで頂いたところで警報により下校。
小学校の真は35分の短縮授業、中学校の渚は3時限まで。引き続きセット荷造り、15時頃に終わって明日のセットも材料があるものだけ荷作りを途中まで。19時半頃に終了。

夜:20時頃から晩ごはん。



畑はまたまた浸水。
ま、明日にはまた引くだろうけど、これだけ浸かった状態が続くと生育にも影響がありそう。夏野菜は「樹」のものが多く、その株がやられたら次がない。秋から春の野菜は次々に播いて次々に採るかたちだからある程度は取り返しが利くが、夏はそうはいかない。
しばらく、梅雨の中休みがほしい。



今夜、全国各地のライトアップが一斉に消灯したそうだ。
この夏の節電に向けてのPRのようだけど、この期に及んでまだ通常のライトアップは続けるというのんきな国。足りない足りない電気が足りない。足りなければまずは使わなければよいはずなのに、それは「精神論」だという、止まれば倒れてしまう自転車のような国。

<本日の野菜セット>例
新じゃが芋、玉葱、人参、小さい大根、小さいキャベツ(芯の部分が多いので半額の100円/kg)、小松菜、チマ・サンチュ、ズッキーニ、ピーマン。
セットによって他に、チンゲン菜。
コメント
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