38歳からの百姓志願~実践編。

霊峰・石鎚を仰ぎ、瀬戸内の陽光を望む愛媛県西条市、「有機菜園 藤田家族」無農薬・無化学肥料の野菜と暮らし。

水を待つ畑、それがここにあるだけで。

2011年04月16日 | 農と暮らしの日記
夏の果菜類の苗が温室の中で順調に生育中。
今年は株数も現実的に計算してかなり絞り、またセルトレイからポットへの移植が遅れないようにと強く意識してみたこともあり、5月上旬に植える茄子、ピーマン・唐辛子類、トマト、胡瓜の苗は例年になくしっかりと管理された状態で育っている。温室が自宅敷地内、それも作業場からも家の玄関からもすぐ目と鼻の先に建てられたことで、温度や水の管理など目が行き届いているのも大きい。



土曜はセットの出荷のない畑仕事中心の曜日。
予報に出ていた昨日午後から夜の雨は結局降らず、また今日も水やりが必要。
朝:6時過ぎからごはん、真はバレーの練習で薫はその当番、中学校の部活動がまだ始まらない渚もその同伴で。
午前:机仕事して10時頃から温室内で種播き少し。11時頃から水やりに出て13時戻り、ひとりで昼ごはん。
午後:別の畑で水やり、あちこちの草取り、トンネルの管理など。途中、小松のKさんご一家が来訪、夕方はまた水やり、じゃが芋の追肥など、18時過ぎ戻り。



昨日の「雨なし」はまたまた痛い。
ちょっと降ってくれれば水やりは不要になり、そのぶんの時間を除草や育苗の種播き、冬の畑の片付け、あるいはもっと贅沢に昼間の机しごとなどに振り向けられるのに、毎日3~4時間が如雨露の先から乾ききった畑のごく表層へと消えていく。その作業中も携帯ラジオのイヤホンからは被災地の困窮の様子がひっきりなしだから、畑にやる水が目の前にあるだけでありがたい、それ以前に水をやらなきゃいけない畑がここにあるだけありがたい、そんなふうに、走り回りながらもちろん思うわけだけれど、これほど降らない春はそれでも「想定内」ではあっても、やはりお天道さまに「なぜ?」と聞きたくなる。
コメント
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