晋ちゃんの気ままな散歩道

あっちこっち横道にそれたり休んだりしながら気ままに散歩しています。

ソーメンと世界遺産

2013-11-25 17:22:00 | 読書

椎名誠著ナマコのからえばり8を読んだ。
2012年12月30日から2013年8月11日までサンデー毎日に連載された全部で31の「からえばり」をまとめた本。
本のタイトルになっている「ソーメンと世界遺産」の章を読んだ。
夏の暑い時は食欲が落ち「せいろ蕎麦」「冷やし中華」「冷や麦」などが食欲をそそる。
その中でも我が家の「ソーメン」は一番美味しいという。
「だし」は「しいたけ」系と「昆布・鰹節」連合系の2種類。
「ソーメン」は4~5種類。
具はワケギor細切りネギ、カリカリに炒めて細く切った油揚げ、茗荷、紫蘇、葉唐辛子、薄焼き細切りのタマゴ焼き、海苔の細切り、皮を剥いて煮たナスの細切り、カシワの細切り、シイタケの細切り。
よく冷えた薄味のダシに決め手の「ウメボシ」を少々。
ソーメン好きの私は読んでいるだけで生つばが出て来る。
こんなことを、うちのカミサンに注文しても無視されるにきまっている。
来年の暑い夏には自分で挑戦してみたい。

話が変わって暑い夏に世界遺産になった富士山に群集心理で行列を作って登っている人達を富士の荒々しく急変して行く気象が襲ったらどうなるか心配している。
暑いと云うだけで、ソーメンと富士山を結びつける、この辺りは私にはわからない。
また著者は秋田県と青森県にまたがる白神山地スーパー林道の建設に反対運動をしたが、その後世界遺産に登録されたそうだ。
そして「世界遺産」って何なのだろう、という疑問を持ったと記している。

私の住んでいる大阪狭山市でも日本最古のため池「狭山池」を世界遺産に登録と云う話が数年前に持ち上がり、韓国にも同じ工法の古池があり、日韓共同で世界遺産にしようと市役所や関係者たちが韓国を訪問した事があった。
市の広報誌などを見ていると今でも時々世界遺産を目指す記事が見られる。
市内地区ごとに無作為に選んだ人達のアンケートの回答を見ると、狭山池が世界遺産になる可能性がある5%、絶対に無理95%となっている。
市役所が取り組まなければならない問題は山積している。
世界遺産登録は早急に取り下げて税金の無駄遣いをやめてほしい。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 吹き矢 | トップ | ミカンとうたごえサロン »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (to-ko)
2013-11-28 19:17:39
猫も杓子も世界遺産の感がします。
最後の「税金を無駄遣いをやめて欲しい」には拍手喝采です。楽しく面白い内容でした。
返信する
郷土遺産 (晋ちゃん)
2013-11-29 11:12:27
コメントありがとうございます。
とはいえ、狭山池は私達の大事な郷土遺産です。
管理、維持、改良には税金を上手に使って欲しいものです。
返信する

コメントを投稿

読書」カテゴリの最新記事