やっとこさ決まってから開催まで一ヶ月、この規模の興行としては類例ない状況で、それこそチケット販売業務ひとつとったって、関係者諸氏の苦労たるや、並大抵ではなかろう、と容易に想像がつくさいたま決戦、ゲンナジー・ゴロフキンvs村田諒太戦。
言うとる間に、もう二週間後に迫って来ました。
村田諒太公開スパー、取材陣は窓の外、バルコニーから取材。
記事によると、報道陣の人数は30人とのこと。
本来なら当然、もっと大勢が集まることでしょうが、人数を限定して、バルコニーのスペースに全員、収まったんでしょう。
公開スパーという行事自体は、昔ながらの慣習という印象ですが、二週間前に済ませるというのは、良いことだと思います。
以前はけっこう、試合直前、数日前にやることが多かった記憶あり。
興行面や、TV放送の宣伝効果などを考えて、そういう運びになっていたのでしょう。
試合が良ければそれで良いのだから、適当にマス程度で済ませておけばいい、と傍目には見えるのに、試合直前で気が張っていて、それで目の前に相手がいれば、妙に本気出して飛ばしてしまって、それで逆に調子狂ったり、悪くすると拳を傷めたり、という事例も過去にはありました。
それと比べれば、選手第一に考えられているなあ、と。
本人のコメントも興味深いものがあり。
「試合までに燃え尽きてしまう」ことを危惧している、とのことですが、それもこれも、相手が世界の最高峰たるボクサー(しかもミドル級!)であるという、この試合の大きさを表しているように思います。
しかし、本当に「厳戒」という言葉がぴったりの様子ですね。
確かにここまでこぎつけて、陽性反応やとかなったら、それこそひっくり返ってしまいますから...ここまでやるならもう、この公開スパーとてオンラインで、とやる方がいいのかな、と思ったりもします。
なかなか、そんなわけにもいかんのでしょうが。