さうぽんの拳闘見物日記

ボクシング生観戦、テレビ観戦、ビデオ鑑賞
その他つれづれなる(そんなたいそうなもんかえ)
拳闘見聞の日々。

英雄たちの姿を、再びリングで見たい

2022-03-01 09:42:18 | その他





ロシアという国については、元々得体の知れない国だ、と思いつつ、基本的には同じ人間なんだから、荒い物言いで切り捨てるのも躊躇がある、というところでした。
ただ、今回のプーチンによるウクライナへの侵略と、その前後にあれこれ漏れ伝わる言動には、新鮮な驚きと恐怖を感じています。


歴史とは、大国が己の都合を「正義」として振りかざし、小さく弱き者を虐げる、その繰り返しではありますが...現在の世界は、実際にミサイルを撃つことよりも、むしろ金...金融や資源などを奪い合う、いわば経済戦争の上に成り立つ仮初めの、さらに言えば欺瞞に満ちた「平和」をいただき、良しとする、それが人類の、現状におけるせめてもの叡智なのだろう、と漠然と思っていたところでしたので。
それはそれで如何なものか、という疑念も、当然あるわけですが、世界にはそのレベルにすら達していない権力者がいて、そのひとりが今回、実際の行動でそれを示したわけです。

愚かというより狂っている、と見えます。というか、実際どうであれ、そう見做して、世界は彼に「対する」べきでしょう。
世界はロシア及び、それに与するあらゆる勢力に対し、経済面を中心に、「制裁」のレベルを超えた、徹底的な「弾圧」を加えるべきだ、と思います。
己の懐具合に響く、となったとき、狂人の目が覚めて、矮小な俗物に戻ってくれれば、それが世界にとってひとまず、せめてもの幸いではあるのでしょう。



しかし、そんな先の話よりも、問題は今なお銃弾、いや砲弾飛び交うウクライナの危機そのものにあります。
遠く日本にいる身で、何も出来ることなどありません。
ただひとつだけ、ウクライナの人々はもとより、さまざまに言葉を発し、祖国のための闘いに身を投じるボクシング界の英雄たち...クリチコ兄弟、オレクサンドル・ウシク、そしてワシル・ロマチェンコの無事を祈ります。
そして、一刻も早く、この理不尽な災禍が終わりますように。ロマチェンコやウシクが再び、戦場ではなく、リングの上で思うさまに闘える日が来ることを。



ロマチェンコの様子。清水聡のTwitterより。






コメント (5)
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