さうぽんの拳闘見物日記

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拳闘見聞の日々。

どう省みて、どう闘うかで「答え」が決まる 矢吹正道、寺次拳四朗再戦決定

2022-01-25 08:20:45 | 関西ボクシング




昨日、この試合について少し触れたんですが、偶然にもその日、再戦決定の報。
矢吹正道と寺次拳四朗のダイレクトリマッチは、3月19日に、前回と同じ京都市体育館にて。


前回の試合は、試合自体は熱戦だったと思いますが、後から映像で見返して、色々と見えたところも含め、多少残念な気持ちが付け加えられてしまった、というのも事実です。
とはいえ、矢吹が強豪王者を懸命の闘いで攻略したことの価値が、全て損なわれたとは思っていません。
この辺はもう、改めてあれこれ言うところではないと思います。


再戦において、何よりも注視すべきは、前回の勝敗を分けた要因が、最強王者であった拳四朗の、コロナ罹患から12日延期というスケジュールによる不調故だったのかどうか、というところでしょう。
再戦のリングにおいて、万全の状態であろう(でなければ問題です)拳四朗が、一度敗れた矢吹を相手に、前回とは「違う」ところをどのように、どの程度見せるのか。見せられるものなのか。
それとも、勝利という結果から来る自信をもって、矢吹がさらなる成長を見せ、再び拳四朗を攻略し得るのか。


具体的には、矢吹の長身、リーチを利しての、長短の切り替えを繰り返す攻撃に、拳四朗がどう対処するのか、そこが見ものだと思います。
自身の距離、空間把握の能力を信じて、ベストの自分なら、という構えで行くのか。
それとも、具体的に「対処方針」を決めて、それを軸に闘うのか。離れて回るか、潜ってボディを狙うのか。それとも。


会見の映像はこちら。なんか、全体がテンション低い感じですが、それぞれに興味深いコメントをしていますね。
矢吹の方は、割と謙虚というか、控えめな内容です。勝った側ですが、それも紙一重だった、という認識を口にしています。
拳四朗の方は逆に、王者としての誇りがまだそのまま、コメントの内容にも出ています。







この辺、色々と解釈出来るし、興味深いところですが...いずれにせよ、前回の試合を終えて、様々に残った問いに対し、再び相まみえる両者が、ふたつの拳でその答えを見せる舞台が、正式に決まりました。
当たり前ですが、要注目の一戦ですね。



しかしこれ、土曜日とはいえ、年度末ですし、なかなか大変な時期ではあります。
見に行けるかどうかは...何とかしたいところではありますが。

ライブ配信などは、会場も同じ、王者たる矢吹がまた、関西リングに出向いてくるところなども含め、前回同様の「運び」と見えるので、おそらくカンテレドーガになるんでしょう。
土曜の午後、夕刻あたりに、ローカルでもいいので、TVの枠を取ってほしいところではありますが、どうなりますやら。



コメント (4)
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